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アザール、キャリアをともに歩んできた相棒「マーキュリアル」の思い出を語る(画像26枚)

2017.09.04

 チェルシーのMFエデン・アザールは言う。

「マーキュリアルを履いて、15年間プレーしてきた。とてもいいスパイクで、これまで発売されたすべてのシリーズを気に入っている」

 常に進化を続け、ピッチに新しい美をもたらしてきたマーキュリアルと同じように、アザールのキャリアも発展を続けてきた。キャリアを通じて、ともに歩んできた相棒「マーキュリアル ヴェイパー」、そして、新しい「ナイキ マーキュリアル ヴェイパー フライニット ウルトラ」をアザールが語り尽くす。

 以下、リリースより。

◆Origins - 始まり

 アザールは、尊敬して止まなかったレジェンドが着用していたオリジナルのマーキュリアルを、母親に買ってもらいました。「もらったその日から、近所でもブレーヌルコントのクラブでもそのスパイクを履いていました。それまではスパイクを持っていなかったのです。それからずっと、ほとんどマーキュリアルを履いています。」と彼は思い出します。

◆International Debut - 代表デビュー

 15歳で北フランスのリールのアカデミーに入団し、フットボールのキャリアを進み始めてから間も無く、まだシニアの年齢に達しない17歳でシニアチームに加わることとなります。プロデビューからほんの2、3試合をこなしたばかりのところで、2008年11 、マーキュリアル ヴェイパー IVを足元に、交代選手として初めての代表デビューを果たします。「最後の15 だった と思いますが、たった17歳で国の代表の有名な選手に加わるのは素晴らしい体験でした。誰に取っても代表としての初戦は特別なものです」

◆Last Game For Lille - リールでの最終戦

 フランスでの7年の経験で世界クラスのプレイヤーとして頭角を見せ、その最後のシーズンには年間最優秀プレイヤーにも選ばれました。マンゴカラーの特別なマーキュリアルヴェイパー VIIIを着用し、リールの最終戦をハットトリックで飾りました。「誰もが私がこのシーズンで離れることを知っていたので、個人的にもいい形で終わりたいと考えていました。ゲームが始まり、前半でおそらく3ゴール入れていたと思います。最後は交代になりましたが、スタンドにたくさんのベルギーの旗が見えたので、私を見にきてくれたのだとわかりました。」伝説によれば、その試合の前夜には一息早く祝杯があげられていたそうです。アザールは笑いながら答えています。「パーティというほどではありません。でも3位が確定していたので、他のプレイヤーと一緒に夜を過ごそうということになりました。試合の前の日によく寝ていなかったというのは本当です!」

◆Chelsea Debut - チェルシー・デビュー

  神経をすり減らすようなロンドンへの移籍にもかかわらず、アザールは最初の親善試合とリーグ戦初戦でも、対照的なカラーが鮮やかなマーキュリアル ヴェイパーVIII クラッシュ・パックでゴールを決めています。2012年の夏のことは彼も鮮明に記憶しています。「全てが夢のようなことでした。スタンフォードブリッジでプレーして、ファンの目の前でスコアを決めるなんて。スタジアムの中に限らず、ゲームの後でも、通りを歩くファンたちが祝福をしているのはとても嬉しいことでした」

◆Hat Trick for Chelsea - チェルシーでのハットトリック

 チェルシーでもう一つの思い出は、経験を豊かにしたアザールが2014年初め、スピードコントロールを採用したマーキュリアル ヴェイパーIXで、プレミアリーグで初めてのハットトリックを決めたことです。「チェルシーでのハットトリックは1度しかありませんから、しっかり覚えています。ホームで、全てがうまくいっていた試合、自分が飛んでいるように活躍できました。やること全てがうまくいった試合です」

◆Title Winning Goal - リーグ・ウィニングゴール

 チェルシーファンにとってマーキュリアル ヴェイパーXの鮮やかなレッドは栄光を意味するかもしれません。ただし自分に厳しいアザールにとって、2015シーズンのリーグタイトルをとった決勝ゴールも自分の眼鏡にかなわないものだったのです。「確かにタイトルを決めるスコアを入れましたが、その前にペナルティを外しているんです。自分で決めるはずが外してしまった。ただ跳ね返ってきたボールを、頭で決めることができたのはよかった。最も美しいゴールとは言えないものの、重要なゴールでした」。彼は今でも、ペナルティエリア内での技術を磨いています。「私には自分のスタイルがあります。まずゴールキーパーが動き出すのを待ってから動くんです。ただ、もう全てのゴールキーパーが私の動きをわかっているので、そろそろ少し変えないと、と思います」

◆The favorite Goal - 一番好きなゴール

 美しいゴールの条件を明確にしている一方、アザールにも好みはあります。ロンドンダービーでの衝撃的なゴールは一つ飛び抜けていたと彼は言います。2016年2月の、プレイヤーのスタイルと技術を見せしめるような卓越したゴールでは、マーキュリアルヴェイパーXIも存在感を見せています。「ダービーはいつも重要な試合です。相手もいいクラブですし、初戦は負けていたのでリベンジが必要でした。そこで3-1で勝つことができた」。彼は当時のことを説明します。「ボールを前に持って行こうとしていました。ドリブルで何人かを抜いて、決めようと。最後は幸運にも恵まれましたが、何より大事なことはボールがしっかりとゴールに入ったということです」

◆MERCURIAL VAPOR FLYKNIT ULTRA

 アザールとマーキュリアルとの思い出はまだ今も進行形です。夏の初めの足首の怪我からもしっかりと立ち直り、失われた時間を取り戻すための練習を続けています。「怪我をすると一刻でも早く戻りたいと思います。体を整えるためにあらゆる努力をしなくてはいけないということです。私はプロですから、もし休みの日でも仕事をする必要があれば仕事をします。それが仕事です。今はなによりピッチに戻るためにトレーニングを続けています。」軽量なナイキマーキュリアルヴェイパーフライニットウルトラを始めて目にした時、アザールは新しい可能性を感じていました。「すごい!と口から漏らしました。見た目に加えて、私のフットボールのスタイルにぴったりのスパイクだったからです。特別なスパイクです」若くして成功を遂げた選手ですが、アザールは次のシーズンに向けて大きな計画を練っています。「できるだけ多くのトロフィーを取り、バロンドールも目指せたらと思います。取れたらすごいですね!」

 新任のアントニオ・コンテ監督の理念や戦略を深く理解し、リーグでも屈指のアタッキング・トリオの一角を担い、特出した選手間の連携を期待できる彼にとって、高い目標設定も当然と言えます。「チェルシーとして大きな勝利を手にいれたい。シーズンの初めにはいつもそう思っています。もちろん簡単なことではなく、今年も例外ではありませんが優れた選手と優れた監督がいる。シーズンに向けて準備もできています」

 アザール、ウィランとペドロからなるチェルシーの高速アタッキングラインに対して、相手はどのように向かうのかという質問に、アザールは、「わかりませんよ!相手に聞いてください。自分たちとしては、良い選手が揃っていて、お互いに場所をスイッチすることもできることはラッキーで、相手のディフェンダーにとってはやりにくいだろうと思います。でもそれは相手の問題です!」

 マーキュリアル ヴェイパー フライニット ウルトラは、Nike.comと一部専門店で9月22日から発売となる。


ナイキ マーキュリアル ヴェイパー フライニット ウルトラ
¥27,000(税込)/26-30 ㎝

By サッカーキング編集部

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