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【札幌vsFC東京プレビュー】通算対戦成績はFC東京が圧倒…けがから復帰した札幌・小野伸二の登場はあるか

2017.04.07

北海道コンサドーレ札幌 田中雄大と石井謙伍がけがからカムバック

【プラス材料】
 今週に入り札幌市内の気温が上昇。5日などは練習中に常に日差しが強く、気温も15℃近くまで上昇。春の訪れを強く感じさせる陽気に、チームのムードも明るくなり、前節の敗戦を払拭してくれそうな空気が流れた。

 そして前節は負傷欠場した田中雄大、石井謙伍という2人のウイングバックが今週は復帰して全体練習に合流。負傷者が重なっているなかで、彼らの復帰はやはり大きい。また前節、終盤に出場を果たしたベテランMF小野伸二も着実に調子を上げている様子。「毎試合、マイボールの時間を増やすことは意識している」とテーマを掲げる四方田修平監督にとっては、この天才MF小野の復調は頼もしいはず。FC東京戦でも状況に応じてこの大物プレーヤーがピッチに投入される可能性は多いにある。


【マイナス材料】
 田中、石井が復帰をしたものの、それでもまだ負傷離脱者が重なっている部分は変わらずマイナスな状況と言うしかない。新たに金園英学、ヘイス、そして深井一希も負傷離脱となり、戦力はダウン。マセードもこの試合については出場が微妙な状況で、FC東京の対策云々よりもまず、自チームのメンバー構成に頭を悩ませることになりそうである。本職はボランチのキム・ミンテを最終ラインに配置してしのぐ状況は変わりそうになく、なかなか選手個々の特徴を引き出しきれていない状況でもある。

 前節は残留争いのライバルと目される甲府に2点差をつけられて敗れており、精神的なダメージも大きいはず。連敗を恐れ、腰の引けた戦いになってしまわないようにして欲しいところだ。

文:totoONE編集部

FC東京 3戦連続得点中のピーター・ウタカに期待

【プラス材料】
 ピーター・ウタカが好調だ。前節はヘディングでのゴールと、鳥栖守備陣の乱れを突いたゴールの計2得点をマーク。自身にとって、ルヴァン杯仙台戦、リーグ川崎戦に続く、3戦連続弾となった。いずれも途中投入で、短い出場時間にとどまっているものの、ゴールへの嗅覚と抜群の決定力を見せつけている。

 この鳥栖戦では、相手の厳しいプレスに苦しんだが、途中出場の東慶悟が流れを変え、ビルドアップやチャンスメークに関わった。チームを活性化させる役割として、今節はサイドでの先発起用が濃厚だ。

 また、けがから復帰した梶山陽平も、J3で実戦を経験し、調整に余念がない。大久保嘉人も「梶山は、サイドに逃げず、スパッと中央に縦パスを入れられる選手」と話し、攻撃の起点としても、チームに落ち着きをもたらす存在としても期待をかけたい。

【マイナス材料】
 前節は、“日本代表帰り”の森重真人を筆頭に、DF陣のパフォーマンスが安定せず、守備が崩れてしまった。一時は2点差とし、終盤はリードを守りきるために、DFの人数を増やして対応しようとした。だが、反対にラインが下がり過ぎ、連係ミスも出てしまった。鳥栖のパワープレーに苦しめられた格好となったが、札幌もロングボールからの迫力ある攻撃を持ち味とするだけに、セカンドボールへの対応を徹底したい。

 一方、リーグ戦はここまで5節を終えたが、前半のうちに得点を挙げた試合は一度もない。自分たちのリズムで試合に入り、早い時間帯に得点を挙げて、90分をとおしてゲームを優位に進めることも、今後に向けた課題といえるだろう。

文:totoONE編集部

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