アジア杯グループBの全日程が終了 [写真]＝2024 Asian Football Confederation (AFC)
AFCアジアカップカタール2023・グループBの最終節が23日に行われ、決勝トーナメントに進む3つのチームが決まった。
ここまで2連勝を飾り早々と決勝トーナメント行きの切符を掴んだオーストラリア代表は、1勝1分で決勝トーナメント行きに王手をかけているウズベキスタン代表と激突。試合は41分、ボックス左でドリブル突破を試みたクシニ・イェンギが相手のハンドを誘い、オーストラリア代表がPKを獲得すると、マーティン・ボイルがゴール右下にシュートを転がして先手を取る。だが、試合も終盤に差し掛かった78分、ウズベキスタン代表は左サイドから放たれたクロスボールで、アジズベク・トゥルグンボエフがヘディングシュートを沈め、試合を振り出しに戻した。このまま試合終了のホイッスルが吹かれ、試合は1－1で終了した。
もう一方の試合では、ここまで1分1敗のシリア代表と、2敗のインド代表が対戦した。決勝トーナメントに進むためには、両チームにとって勝利がマストとなる一戦は、スコアレスのまま時間が経過していく。だが、76分にシリア代表が遂に均衡を破る。ペナルティエリア左へ侵入したイブラヒム・ヘサールがマイナスへ折り返すと、待っていたオマル・フリービーンがうまくボールを収め、右足でニアサイドを撃ち抜いた。試合はこのままタイムアップ。シリア代表が今大会初勝利を飾った。
この結果、2勝1分で無敗のオーストラリア代表が首位、1勝2分で同じく無敗のウズベキスタン代表が2位で決勝トーナメントへ駒を進めた。最終節の勝利で成績を1勝1分1敗としたシリア代表は、勝ち点を「4」に伸ばしている。3位でグループCの全日程を終えたが、全グループの3位チームの中で上位4チームに入ることが確定したため、決勝トーナメント進出が決まった。全敗のインド代表はここで敗退となった。
オーストラリア代表は28日に行われる決勝トーナメント1回戦（ラウンド16）で、グループA、C、Dの中で3位のチームとの対戦が決まっている。ただし、グループAを3位で終えた中国代表は現時点で突破の可能性が消滅しているため、グループCを3位で終えたパレスチナ代表、またはグループDで3位になる可能性のあるインドネシア代表もしくは日本代表との顔合わせとなる。ウズベキスタン代表は30日、グループFを2位で終えたチームと激突。現在、グループFは首位がサウジアラビア代表、2位がタイ代表、3位がオマーン代表となっており、4位のキルギス代表を除く3チームと対戦する可能性が残されている。シリア代表は31日、グループCを全勝で首位通過したイラン代表との対戦が決まった。
なお、日本代表が日本時間で本日24日の20：30にキックオフを迎えるインドネシア代表との一戦に敗れ、他会場の結果を踏まえて3位での通過となった場合、ラウンド16での対戦相手はオーストラリア代表となる。
■AFCアジアカップカタール2023・グループB
▼最終節試合結果
オーストラリア代表 1－1 ウズベキスタン代表
シリア代表 1－0 インド代表
▼最終順位表
1位 オーストラリア代表（勝ち点7／＋3）
2位 ウズベキスタン代表（勝ち点5／＋3）
3位 シリア代表（勝ち点4／0）
4位 インド代表（勝ち点0／－6）
By サッカーキング編集部
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