マネはわずか1年でバイエルンを離れることが決定 [写真]＝Getty Images
サウジアラビアのアル・ナスルは1日、バイエルンからセネガル代表FWサディオ・マネが完全移籍にて加入することを発表した。
リヴァプールで活躍した高速ウインガーが、新シーズンよりサウジ・プロフェッショナルリーグ（SPL）でプレーすることとなった。契約期間、移籍金ともに公表されていないものの、ドイツメディア『スカイスポーツ』によると前者は2027年6月30日までの4年間とのこと。後者は3000万ユーロ（約47億円）前後だという。また、マネの年俸は非課税で約4000万ユーロ（約63億円）ほどの見込みだ。背番号は「10」と伝えられている。
マネは1992年4月10日生まれの現在31歳。2011年夏に母国セネガルからフランスへ渡り、欧州上陸を果たした。メスを経て加入したザルツブルク、そしてサウサンプトンでは、毎シーズンリーグ戦で2桁ゴールを記録。2016年夏にリヴァプールへ加入した。2016－17シーズンは右ウイング、翌2017－2018シーズンからはエジプト代表FWモハメド・サラーの加入に伴い左ウイングを主戦場として、欠かせない主力に君臨。2018－19シーズンからは背番号10を託された。リヴァプールには計6シーズン在籍し、公式戦269試合出場120ゴール48アシストを記録。個人としては2018－19シーズンにプレミアリーグ得点王を獲得しただけでなく、チームとしてもプレミアリーグやチャンピオンズリーグなど計6タイトルを勝ち獲った。
2022年夏にはバイエルンへ完全移籍加入し、2025年6月30日までの3年契約を締結した。加入初年度の2022－23シーズンは公式戦38試合のピッチに立ち、12ゴール6アシストを記録。数字面ではまずまずの成績を残し、ブンデスリーガでも優勝を経験したが、FIFAワールドカップカタール2022の直前に右腓骨を負傷した関係で欠場した試合も多く、本来のパフォーマンスを発揮できたとは言い難いシーズンを過ごしていた。マネ自身は新シーズンに向けた“リベンジ”に燃えていたものの、1年目のパフォーマンスやピッチ外での問題行動などを踏まえ、クラブはマネを売却の対象と判断。ブンデスリーガの“絶対王者”での挑戦はわずか1年で終焉を迎えることとなった。
マネの新天地となるアル・ナスルは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍していることでも知られている。2022－23シーズンはSPLを2位でフィニッシュ。今夏の移籍マーケットではインテルからクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチ、RCランスからコートジボワール代表MFセコ・フォファナ、マンチェスター・Uからブラジル代表DFアレックス・テレスを完全移籍で獲得している。
By サッカーキング編集部
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