セルティック、“主将”マクレガーと5年間の新契約締結！　古橋、前田の“残留”にも言及

　セルティックは10日、同クラブに所属しているスコットランド代表MFカラム・マクレガーと新契約を締結したことを発表した。

　2022－23シーズンの国内3冠に大きく貢献したキャプテンが、セルティックとの新たな契約にサインした。クラブの発表によると、新契約期間は2028年6月30日までの5年間。セルティックは今夏に日本代表FW古橋亨梧および同FW前田大然との新契約締結を発表しており、マクレガーは今夏に発表された3人目の契約延長選手となった。

　マクレガーは1993年6月14日生まれの現在30歳。9歳でセルティックのアカデミーに入団すると、そこから順調にステップアップを遂げ、ノッツ・カウンティへのレンタル移籍を挟んだ2014年7月にトップチームデビューを飾った。その後はセルティック一筋でプレーし、2020－21シーズンからはクラブのキャプテンに就任。セルティックではこれまで公式戦通算420試合に出場し、69ゴール71アシストを記録している。スコティッシュ・プレミアシップでは6連覇を含む8度の優勝に貢献。通算20タイトルを勝ち取っており、2020－21シーズンにはプレイヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞）も受賞していた。

　また、2017年10月にはスコットランド代表に初招集され、11月に開催されたオランダ代表との国際親善試合で代表デビュー。その後はコンスタントにメンバーに名を連ねており、EURO2020でも全3試合のピッチに立った。

　契約延長に際し、マクレガーはクラブ公式HPを通してコメントを発表。セルティックへの愛情を表現するとともに、今後のクラブの行く末について語った。

「セルティックと契約を延長できて、本当に喜ばしく思っている。常々口にしているように、このクラブは僕にとって非常に大切な存在だ。加えて、この数シーズンに成し遂げた成功がそれを確固たるものとしてくれた。クラブは前進するために正しい道のりを歩んでいる。契約延長を要請された時は、何ものにも代え難いほど嬉しい気分だった」

「ブレンダン（・ロジャース）は一流の監督だ。幸運なことに、僕は以前にも彼と仕事をしたことがある。彼が選手たち、特に当時の自分と同様に若くてハングリー精神溢れる選手たち何をしたかを見れば、彼が僕らを進歩させ、成功へ導いてくれたことがわかるはずだ。加えて、彼は人柄も素晴らしく、このクラブをさらに良い方向へ導いてくれる。このような経験があるから、僕らは前進するために正しい道のりにいると言えるんだ」

「確かにこの数年間、僕らは素晴らしい仕事を遂行することができた。しかし、そのような誇りを守りつつ、前へ進んでいくことが重要なんだ。サッカーの世界では常に進歩を続け、より良くするために努力を積み重ねていかなければならないからね。できる限り長く、僕らの強さが続いていって欲しい。このクラブにかかわる全ての人々からの信頼を感じていると前にも話したけど、僕はピッチに立つたびにみんなからの信頼に報いたいと思っている。みんなは僕自身にとっても、僕の家族にとっても欠かせない存在だ。素晴らしい人生と最高の思い出を与えてくれた。そして、セルティックのファンとともに成し遂げてきたことは、永遠に僕の心に残る思い出だ。僕がプレーしたい場所はただひとつ。ここだけだ」

　また、マクレガーはキャプテンとして、自身の直前に新契約を締結した2名の日本人選手にも言及。古橋について「キョウゴは加入以来、驚異的なパフォーマンスを発揮し続けている。だから、彼が新契約を結んでくれたことはこのクラブにかかわる誰にとっても喜ばしいニュースだ。このクラブがどこまで進化できるのか、そして彼がキャリアの中でどれほどの選手に成長していくのか、これから教えれくれるだろう」と話すと、前田についても「それはダイゼンも同じだ。加入した日から、常に信じられないような活躍を続けてくれている」と称賛した。「2人の残留はクラブにとって本当にポジティブで、重要な出来事だ。彼らの決断が、このクラブがどのような立ち位置なのかを教えてくれている」と続け、古橋と前田の残留を喜んでいる。