連盟会長が明言…アンチェロッティ監督、2024年夏からブラジル代表監督に就任へ

　レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、2024年夏からブラジル代表の指揮官に就任することが決定的になっているようだ。4日、ブラジルメディア『グローボ』や『ESPN』（ブラジル）で放送されているテレビ番組『SportsCenter Brasil』などが伝えている。

　ブラジル代表では、昨年12月末の契約満了に伴いチッチ前監督が退任。正式な後任はいまだに決まっておらず、3月の活動に続いて6月の活動でもU－20ブラジル代表のラモン・メネゼス監督が暫定的に指揮を執っていた。

　正式な指揮官の招へいに注目が集まっているなか、かねてより噂されてきたアンチェロッティ監督がブラジル代表指揮官に就任することになりそうだ。報道によると、ブラジルサッカー連盟（CBF）のエドナルド・ロドリゲス会長が「2024年のコパ・アメリカから就任する」と明言したことでアンチェロッティ監督の就任は決定的となった。

　それでも、レアル・マドリードとの現行契約が2024年6月30日までとなっているアンチェロッティ監督はこの契約を尊重して全うするつもりであることから、2023－24シーズン終了後にブラジル代表の指揮官に就任する模様で、2026年に開催されるFIFAワールドカップまで同代表を率いることになるようだ。

　なお、同日にはフルミネンセを率いているフェルナンド・ディニス監督が1年間の契約でブラジル代表の暫定監督に就任することも発表されているものの、同クラブとの兼任になることも明らかになっている。