敗れるも、ハーランドを無得点に抑えるなど好守連発！　GKターナー「特別なことをしている気分だ」

　アーセナルのアメリカ代表GKマット・ターナーが27日、クラブ公式サイトでインタビューに対応した。

　同日、アーセナルはFA杯4回戦でマンチェスター・Cと対戦。試合は序盤から一進一退の攻防を繰り広げるが、64分にオランダ代表DFナタン・アケに決められ、スコアはこのまま動かず。史上最多を更新する15回目のFA杯優勝を目指したアーセナルだが、残念ながらこのラウンドで姿を消すこととなった。

　試合後、3回戦に続き出番を得たターナーがインタビューに応じ、試合を振り返った。

「このクラブ、サポーター、そして我々にとってこのカップ戦がどのような意味を持つか知っているから、次のラウンドに進めなかったのは本当に残念だ。しかし、パフォーマンスや将来に向けては多くのポジティブなものを得られた」

「試合の殆どの時間で、彼らに多くを与えなかった。自分たちの守備はとても良かったと思うが、ワールドクラスの選手にボックスの隅にスペースを与えた時、その後ボールをクリアするのに十分なことはしていなかった。試合中に作られたチャンスの中で失点するのは残念だが、我々はそこから学び、前進し続けなければならない」

　また、この試合ではノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを無得点に抑えたことについては、センターバック陣への感謝も含めて、以下のように語った。

「センターバックは素晴らしい仕事をしてくれたし、1vs1の戦いやマンツーマンが多かった。皆、彼（ハーランド）と同じくフィジカル的だし、彼を少しでも邪魔するという本当に良い仕事をしてくれた。彼を抑えられたことを誇りに思っているが、負けて彼が得点しないより、自分たちが勝って彼が得点した方が良かった」

　最後に、アウェーゲームにも関わらず、ホームチームのサポーターを上回る声援を送ったアーセナルのファンにも感謝を伝えた。

「本当に良いね。今、クラブで特別なことをしている気分だ。エミレーツ・スタジアムとアウェーで感じる後押しは本当に特別なものだ。それは駆り立て、動かし続け、アウェーゲームをホームのように感じさせてくれる。我々はサポーターを見て、彼らを感じる。我々にエネルギーを与えてくれる。彼らにふさわしいものをもたらせなかったことは残念だが、遠征してくれた全ての人に感謝したいと思う」

　セカンドGKながら、好パフォーマンスでアピールに成功したターナー。この先、プレミアリーグやヨーロッパリーグでも出番は回ってくるか。