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身を挺した決勝弾で負傷も…アメリカ代表FWプリシッチ、ラウンド16のオランダ戦に出場OK

2022.12.03

イラン代表戦で腹部を負傷した、アメリカ代表のプリシッチ [写真]=Getty Images

 アメリカ代表は3日、11月29日に行われたFIFAワールドカップカタール2022のグループB第3節・イラン代表戦で決勝ゴールを挙げた際に負傷したFWクリスティアン・プリシッチについて、決勝トーナメント・ラウンド16のオランダ代表戦への出場が許可されたことを公式ツイッターで発表した。

 グループステージ突破に向けて、イラン代表戦に勝利する必要があったアメリカ代表。試合は、前半終盤にスコアが動く。38分、ペナルティエリア内右に走り込んだDFセルジーニョ・デストが浮き球を頭で折り返すと、ゴール前に走り込んでいたプリシッチが体ごとボールを押し込んで先制点をマーク。結局、これが決勝ゴールとなり、アメリカ代表がイラン代表を1-0で下し、決勝トーナメント進出を決めた。

 だが、アメリカ代表は決勝トーナメント進出と引き換えに代償を支払うことに。決勝ゴールの場面で、プリシッチはイラン代表GKアリレザ・ベイランヴァンドと激しく接触。ゴール直後、しばらくその場でうずくまったプリシッチは、ピッチ外で治療を受けて一度はピッチに戻ったものの、ハーフタイムに交代していた。

 負傷の状況が心配されたが、アメリカメディア『ESPN』は11月30日に、病院のベッドでガッツポーズを見せるプリシッチの写真をツイッターに投稿。キャプションには「イラン戦で腹部を負傷したクリスティアン・プリシッチ、病院から退院」と記されていた。なお、写真には「仲間たちをとても誇りに思う。土曜日には間に合わせるから心配はない」という、プリシッチのものと思われるメッセージが添えられていた。

 アメリカ代表は3日、ラウンド16でオランダ代表と対戦する。

By サッカーキング編集部

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