[ワールドサッカーキング 1220号 掲載] 写真=ムツ カワモリ
2012年度のFIFAバロン・ドール受賞者の候補がリオネル・メッシ、クリスチアーノ・ロナウド、アンドレス・イニエスタの3選手に絞られました。3名の中で、とりわけ個人的な思い入れが強いのは、本誌の『キング・オブ・ザ・プレーヤー』で現在首位を走るメッシです。
その理由は、2005年にサッカー業界に転職してきた自分が、初めて“イレギュラーな形”での単独インタビューを行った海外選手であることです。
2006年11月、直後にクラブ・ワールドカップを控えるバルセロナを取材しました。当初のインタビュー予定は、ジョアン・ラポルタ会長にフランク・ライカールト監督(ともに当時)、ロナウジーニョとカルラス・プジョルの4名。滞りなく取材を終えたところにひょっこり現れたのが当時19歳のメッシでした。
小声で「いつか世界最高の選手になりたい」と語るメッシに酉の市で購入した熊手(余分に用意しておいて本当に良かった)を渡すと、満面の笑み(社交辞令をマスターする前と信じる)で「ありがとう!」。残念ながら、同年のクラブワールドカップは不参加となりましたが、その後、飛ぶ酉(鳥)を落とす勢いで成長し、今や異論なき「最高の選手」となったメッシの元に、あの熊手が少しでも縁起をかっこんだのであればなと思う次第です。
ワールドサッカーキング編集長 浅野祐介(twitter:@asasukeno)
ワールドサッカーキング No.242
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