>その2 『なぜ加藤未央はヒトゲノムを研究したかったのか?』
サポーターへの取材が一番印象的だった
タツ スーパーサッカー出演開始は2007年からですが大学の研究は大丈夫でしたか?
加藤 大学4年生の時だったのですが、就活はもちろんしていなくて。大学院に行けたらいいなと思っていた時にスーパーサッカーが決まって。それでスーパーサッカーを始めるとなると100%実験に集中できなくなる環境になるなと思って。大学院に行くとなると365日、ほぼ24時間実験につきっきりになっちゃうので。対象物が動物とか細胞など生き物になるとそれに合わせて実験のプランって立てていかなきゃいけなくて。例えば1回マウスに注射打ったら、数時間後にある事ををしなくては行けないなど全部決まっているのですよ。だからそれが仕事でできなくなるというのは、研究室のみんなに迷惑かける事になるし、自分自身もうまくできなくなるからと思って大学院進学を諦めて芸能活動に集中しようと思って一回大学を卒業して、スーパーサッカーをやらせてもらうことにしました。
タツ その時に大学院と芸能活動をどちらか選ぶかに関して葛藤はなかったのですか?今までサッカーに大きく関わることもなかったですよね?
加藤 全くないです。
タツ ですよね。その中で関わりの無かったサッカーと大好きな実験とを選択する時にスーパーサッカーの仕事を選んだ理由を教えて下さい
加藤 スーパーサッカーってすごい番組でサッカーを知らない私でさえも知っている番組ということもありました。更に今まで散々事務所に勉強をやりたいなど自分の都合を押しつけていて、そんな状況でも良くしてもらっていたから有名な番組に出ることで少しでも恩返しができたらっていう気持ちは正直ありました。
タツ なるほど。その後スーパーサッカーは何年出演していたのですか?
加藤 2年3カ月です。
タツ そんなに短いのですね。もっと長い印象がありました。
加藤 実はすごく短いんです。
タツ でも加藤さんというとスーパーサッカーってイメージがありました。
加藤 そうですね。けれども実は短いんです。
タツ そのスーパーサッカーで一番印象に残ったエピソードを教えてください。
加藤 私、ロケが大好きで、実際にサポーターの人たちと会ったりとか、試合を見に行ったりとか、それがとにかく楽しくて。サッカーのこと良く分からないのにスタジアムに行かせてもらって、取材をさせてもらって。そして、やっぱりサポーターの人たちってチームに対してものすごく愛情がある人達ばっかりじゃないですか。その人たちの強い愛情ほど私はサッカーに対して知識がないなっていうことをものすごく自分で感じていて。でも、私が例えばインタビューをお願いするとしっかりと真摯に応えて下さるんですよね。それに本当に感動してサポーターの皆さんはなんて良い人たちなんだろうって思いました、今でも思います。そのようなサポーターの人たちとの触れ合いが一番自分の中で印象に残ってます。
タツ サッカーをあまり知らない中でサポーターに取材するのは大きな経験ですよね?
加藤 そうですね。今でも言えるのは、その後チャンピオンズリーグの番組をずっとやらせてもらってたのですけど、その時もサポーターを一番見ています。それはスーパーサッカーの時からの癖なのかもしれないですね。もちろん試合も見るし選手も見るんですけど、私が一番感動するポイント、心に残るポイントはサポーターの人たちですね。
タツ 確かにサッカーってサポーターがいないと盛り上がらないですからね。
加藤 全く盛り上がらないし、やっぱりそのスタジアムの空気や試合の空気を作るのはサポーターの人たちなので。
カンプノウと鹿島スタジアムはなんか似ている
タツ お話にもあった「UEFA Champions League Highlight」こちらは何年やられていたんですか?
加藤 6年やっていました。
タツ スーパーサッカー終わって?
加藤 終わって、その年の9月からやってました。
タツ 結構長かったですよね。
加藤 長かったですね。2009年から今年までだったんで。
タツ 「UEFA Champions League Highlight」のエピソードはありますか?
加藤 本当に後にも先にも1回きりだったんですけど、海外ロケをやらせてもらってスペインに行かせてもらったんですよ。しかも、バルセロナとマドリードの両方に行かせてもらって。バルセロナの方はカンプノウで、バルサ対バレンシア。そしてマドリードの方ではベルナベウでCLを見させてもらって、レアル対ACミラン。
タツ 凄いゲームですね
加藤 それまで番組を通して自分がテレビで見てた、世界最高峰のスタジアムに自分が足を踏み入れたっていうあの感動。あれはすごかったですね。言葉にならない感動、興奮がすごくありました。でもそこで思ったのがカンプノウと鹿島サッカースタジアム、ちょっと似てるかもと思いました。
タツ それはどのへんですか?
加藤 あの傾斜の角度です。
タツ 試合には取材で行ったのですよね?
加藤 マドリードでは試合後のミックスゾーンにも入らせてもらって、目の前をクリスティアーノ・ロナウド選手やズラタン選手が通っていく状況でした。そしてクリスティアーノ・ロナウド選手がミックスゾーンで止まってくれて、私も急いでマイクを持って記者さんがたくさんいるところに入っていって自分で写真を撮ったりしました。その時の自分の腕とクリスティアーノ・ロナウド選手が一緒に残ってる写真は良い思い出です。
>その4 『加藤未央が期待する二人のFリーガーとは?』に続く
加藤未央さんがスタジアムゲストで登場 ビギワン@味スタ大会 powered by LEGIT
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