USTREAM番組『激動の前半戦！ Jの注目ポイントはココだ！ powered by まるごとJリーグ動画』（主催：フロムワン、共催：TVバンク、後援：totoONE、サッカージャーナリスト養成講座）より
加藤未央――それでは、番組宛てにツイッターから質問が届いていますので、いくつかご紹介していきたいと思います。「なぜ佐藤寿人は日本代表に呼ばれないのでしょうか？」という質問が届いていますが、こちらはいかがでしょうか？
野々村芳和――ザッケローニと話す機会があって、イタリアの下位のチームと日本の上位のチームのどちらがレベルが高いかというような話をしたときに、何となくイタリアを上に見ている感じがしたんだよね。森本（貴幸）を選んで寿人を選ばないのは、これはもう監督の好みだからね。
水内猛――こればっかりはね。タイプは違うわけだし、世界で戦うために、真ん中でしっかり受けられる体の強い選手を選んでいるのかもしれない。
加藤――私たちは日本代表でプレーする姿を見てみたいですけど、監督の好みなんですね。続いて「北嶋（秀朗）選手の熊本移籍についてどのように感じましたか？」という質問です。
野々村――試合に出られるチームを探し、いろんなチームから打診があり、悩んだ上で熊本に決まったと思うんだけど。どう？ まだ全然やれるからね。
水内――北嶋の存在は柏の優勝には欠かせなかったと思う。本人はもっと試合に出たいという思いを持っていただろうし。決して若くはないから一年一年が勝負だよね。コンディションも良さそうだから、浦和に行ったらいいを仕事をしていたと思うんだよね（笑）
野々村――熊本にとっては本当にラッキーだと思うよ。
水内――サッカー選手である以上、最初から試合に出て、最後までピッチに立って、結果を残したいと思う気持ちは分かる。僕は彼の決断は素晴らしいと思う。
加藤――続いて最後の質問です。「アゼルバイジャン戦を見て感じたことは？」
水内――あの試合では選手のコンディションと引いてくる相手の崩し方を確認する狙いがあったと思う。試合を見ていて本田（圭佑）の存在感は大きかった。
野々村――全く問題ないと思った。香川（真司）が気持ちよくやれていたし、初キャップの選手もそれなりにやれていた。でも、宮市（亮）はもうちょっと見たかったな。速いっていいよね。
加藤――最後のテーマはこちらです！ 「今後のJリーグの注目ポイントは？」
水内――「夏」。夏をどう乗り切るか。体力的にきついけど、いかに勝ち点を稼ぐかが大事だし、夏を乗り切ったチームが、その後、上位にいるはず。
野々村――水内が夏だったので、僕は「秋」と書きました（笑）
加藤――野々村さん、字が上手ですね（笑）。私これ欲しいです。
野々村――秋に一番強いチームが優勝するんじゃないかな。「J1の基準は仙台」と話したけど、これを超える戦力を持つチームが秋にいいサッカーができれば、そのチームが上に行くのでは。名古屋、柏、浦和、FC東京にその可能性があると思う。
加藤――Jリーグで注目している選手はいますか？
野々村――オリンピック世代の選手に期待していて、J2の時から頑張っていた齋藤（学）に注目しています。試合に出ると必ずいい働きをするからね。
加藤――私、水沼宏太選手に注目してるんですよ。
水内――僕は、ベテランの（中村）俊輔と小野（伸二）に注目しています。浦和だと平川（忠亮）だね。今年はコンディションが特にいい。
加藤――今回ご紹介した注目ポイントを参考に、Jリーグの試合を観戦してみましょう！
この座談会は、5月25日にUSTREAMでライブ配信した『激動の前半戦！ Jの注目ポイントはココだ！ powered by まるごとJリーグ動画』の内容を『サッカーキング』掲載用に再構成したものです。
[取材協力]＝石田達也（サッカージャーナリスト養成講座 受講生）
[写真]＝赤石珠央（サッカージャーナリスト養成講座 受講生）
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