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な、なんだこれは。バブルサッカーが刺激的すぎる。取材して分かった新感覚スポーツに女子がはまる理由

2015.06.30

文・写真=本田好伸

 な、なんだこれは。刺激的すぎる。

 そんな第一印象を持ったのが今回の女子限定イベント。“男子禁制”の空間を取材できるという浮ついた気持ちを必死に押し殺し、東京タワーメディアセンターSTUDIO EARTHで行なわれている「KFCクラッシャーズ プレゼンツ GIRL’S BUBBLE FESTIVAL VOL.1~かわいいはハジける~」にお邪魔した。

 バブルサッカー初取材は、いきなり心を打たれた。特別協賛のケンタッキーフライドチキン(KFC)による特設フォトブースが設けられ、際立ったチームに「ガールズバブルドレッサー賞」が与えられるというだけあって、参加者のウェアならぬ“衣装”は華やかそのもの。ピンクやパープルをあしらったオリジナルデザインで統一しているチームもあり、その時点で、いわゆる巷のフットサル大会では見ることができない、独特な雰囲気に仕上がっていた。

 学生や社会人など、参加者も多種多様。しかもバブルサッカー初体験であり、普段はボールを蹴っていない人が大半を占めるというのも本イベントならでは。バブルの扱いに慣れるためのレクリエーションも用意され、会場内のテンションは一気に引き上がっていた。

 そして、専属DJが届けるポップでチューンな音楽によってハッピーな空気感が充満するイベントもいよいよメインディッシュへ。参加チーム総当りによるリーグ戦のキックオフの時を迎えた。

 特殊なキックオフは、ゴールライン上から一斉に中央のボールまでダッシュして奪い合うというもの。そこで起こる正面衝突、いわゆる“バブルアタック”の衝撃は半端ではない。まさに吹っ飛ぶ感じだ。もはや敵か味方かもよく分からない密集地帯を抜けて、次々にゴールが生まれていく。そして歓喜が起こる。

 喜び方も女性ならではだ。ハイタッチして抱き合って、いつまでも続く黄色い声。純粋に競技の楽しさを伝えてくれる。そして試合に慣れてくると、戦略的なチームも登場。バブルアタックを効果的に使用し、意図的にスペースを作り出して攻め込んでいく。競技の特性を理解したプレーは見事の一言だった。

 試合で汗を流した後に、KFCの飲むスイーツ「Krushers(クラッシャーズ)」の新商品、アサイー&ベリーミックスを口にし、思わず笑顔がとろける女性たち。そういえばこの日は、ワールドカップを戦うなでしこジャパンがベスト4進出を決めた日。オンとオフの切り替えに優れた参加者の姿を見て、「日本の女性は強いなあ」なんて思ったのもこの時だった。

 この新しいジャンルのサッカーは、ノルウェーのバラエティ番組が発祥だというが、2014年2月に日本に初上陸して以来人気急上昇中というのもうなずける。味わったことのない体験は刺激的であり、その刺激が仲間同士で連鎖し、素晴らしい空間を創出していく。勝ったとか負けたとかではなく、純粋にスポーツを楽しむことが大切なのだと、改めて思うわけである。

 そして、8月8日に予定されている第2回大会「GIRL’S BUBBLE FESTIVAL VOL.2 ~かわいいはまたハジける~」の“男子禁制”イベントにもこっそり潜入してみようと心に決める。余談だが、イベント開催日の6月28日は、“にわとりの日”。さすがKFCである。バブルサッカーの刺激に触れて興奮し切った筆者は帰り際、普段より300円もお得なレッドホットチキンのパックを購入して帰路に着いたのであった。

2015年8月8日(土)開催決定!!!「ガールズバブルフェスティバルVOL.2~かわいいはまたハジける!?~」

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