FOLLOW US

バルセロナ留学生便り 第30回「僕はこうしてバルセロナに来た そしてこれから」

2015.04.23

この海を見たらこの街を好きにならずにはいられない

文⚫アルビレックス新潟バルセロナ2期生:井伊泰之

 僕がサッカーに出会ったのは小学校2年生の時。学校のクラブの部員募集の紙を受け取った時だ。それ以来、僕はサッカーにのめり込み、高校まで部活でサッカーに熱中した。


ホームステイ先の食卓は、ファミリーとのコミュニケーションの場

 プロを目指していたわけでもなかった僕は、大学に入るとプレーをやめる。大学では経営学を専攻していた。興味のある分野だったので、それなりに楽しく学んでいた。プレーはあまりしなくなっても、サッカーが好きであることには何も変わりはなかった。スポーツバーで試合を観るのがとても楽しみだったし、ウイイレもめちゃくちゃやった。そんな日々を送る中で、僕の中で、サッカーと経営という二つのものが自然と繋がっていったのだと思う。サッカー×経営=クラブチームのフロントだ!という思考になり、いつの間にか「クラブチームのフロントになって成功する」という自分でも根拠がよくわからないほどの強い夢を持つようになっていた。


テストが迫るなか、学校の授業に打ち込む

 とはいってもどうすればサッカークラブのフロントになれるのか?日本でも就職活動などを通してその道を模索していたが、自分にはイマイチその道筋が見えなかった。日本でどこかに就職し、そのままレールの敷かれた道を歩んで、自分の夢を見失うことになるのか…。そういった不安が僕をアルビレックス新潟バルセロナへと向かわせた。


講演会では、バルセロナで経験を積まれたサッカー業界の方々の多岐にわたるお話を聞くことができる

 アルビレックス新潟バルセロナは、「世界基準の、サッカー人」になるためのチームである。グローバル人材という言葉が叫ばれて久しい今日、サッカークラブの人間であっても、グローバルに働けることが新たな価値を生み出していくことに繋がると僕は思う。海外で語学を習得しながら、サッカーについても多方面のことについて学べる。この経験が自分の将来の武器になる。


育成年代のコーチをしている友人。サッカーの話題は国籍を問わない

 残りわずかのバルセロナでの生活を日々精進。どこかのクラブのオフィスで優勝カップを掲げる日を夢見て…。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO