大興奮に包まれたカンプ・ノウでのクラシコ。世界最高の一戦を生で見ることができました
文●アルビレックス新潟バルセロナ2期生:西畑勇佑
「自分の将来について真剣に考え決断しなければならない。」そんな時期に入った時にアルビレックス新潟バルセロナと出会いました。「世界基準の、サッカー人へ。」という大きな見出しに、以前から抱いていた、僕の人生において重要な沢山の出会いと感動を与えてくれたサッカーにこれからも携わっていきたいという思いを形にできるのではないかと、大きな期待が自分の中に生まれました。海外のサッカーに対する大きな憧れと興味も持っていた自分にとって、バルセロナに住み語学、そしてサッカーを学ぶことに大きな魅力を感じ、不安に勝る大きな期待が参加の決意に至らせました。
全日本大学選抜とエスパニョールBのトレーニングマッチ。日本が世界に通用する良い部分も見られました
バルセロナに到着してからの新たな生活は何もかもが刺激的でした。生活の一部としてサッカーがあるこの国のリーグで自らがプレーし、肌で感じる日本との大きな違い。日本にいた時に抱いていたイメージ、FCバルセロナの世界一美しいパスサッカーは確かにここで展開されていました。しかしそれを打ち破るべく、球際の激しさ、より戦術的な守備からの攻撃をなど、チーム、リーグによって全く異なるサッカーもここでは繰り広げられています。
ドルトムントのホームスタジアム、シグナル・イドゥナパークでのマインツとの一戦。香川選手、岡崎選手の日本人対決。欧州の主要リーグに割安で行けるのもバルセロナに住むメリットです
初めて異文化に触れ、自分の知識の無さを痛感するとともに、まだまだ成長できるという喜びを感じることも出来ました。スペインで得たものを日本に持ち帰り、多くの人に伝えるために、僕はこの先もピッチでサッカーを学び、体現し、吸収し続けたいと思っています。サッカーを通じて携わってくれた沢山の人に成長した姿を魅せられるように、この街バルセロナでしか感じることの出来ない体験を大切にしたいと思います。
グエル公園からのバルセロナの景色。一年中ほとんど雨の降らない恵まれた気候もとても気に入っています
1月6日、年明けの大きなパレードでバルセロナのクリスマスが終わりました。お祭り好きなスペインのイベントも楽しみの一つ