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バルセロナ留学生便り 第14回「『世界基準の、サッカー人』になるために」

2015.01.21

小学3・4年生のリーグ戦。この試合では、同じリーグに所属する他チームがビデオを撮影しに来ていた。

文●アルビレックス新潟バルセロナ2期生:本間敬

 私は、指導者としてのレベルアップを目的として今バルセロナに留学しています。


高校生年代のバルセロナダービー(バルサvsエスパニョール)。この年代における世界トップレベルの試合とあって、平日にも関わらずスタンドには多くの観客が駆け付けていた。

この留学のコンセプトである「世界基準の、サッカー人」になるために、現在私が行っていることは、私はアルビレックス新潟バルセロナでの「語学学習」「リーグ戦でのプレー」に加え、「練習・試合の見学」を行っています。


小学生5・6年生の大会。この大会ではカタルーニャ地域のチームだけではなく、レアル・マドリードやバレンシア、ポルト等の世界的に有名なチームが多く参加していた。

 私は現在、平日の夜や週末の空き時間を利用して、各年代の練習や試合を観に行っています。日本で指導をしていた時と異なると感じたこととしては、小学生の年代から次節で戦う相手チームの試合をビデオで分析し、相手に応じて戦い方を変えていることです。練習方法や指導内容ももちろん大切ですが、相手を分析したチーム同士で行われる毎週末のリーグ戦での真剣勝負の場数が、日本との大きな差を生んでいる要因の一つだと感じています。


リーガ・エスパニョーラのバルサvsアトレティコのビッグマッチ。世界最高峰のプレーの数々に観客は魅了されていた。

 育成も含めて世界のトップレベルにあるこの街で、各年代でどのような練習をし、試合ではどのようなパフォーマンスをしているのかを実際に観ることは、今後指導をする上での基準を世界レベルに置く事が出来るというメリットがあります。


高校生年代のリーグ戦。華麗なサッカーのイメージのあるバルセロナだが、スタンドにいても体のぶつかる音が聞こえてくる位の激しいプレーの連続だった。

 文化や環境、歴史が日本とは大きく異なるので、バルセロナで行われていることをそのまま日本に反映させれば良いという訳でありませんが、バルセロナの良い部分を日本に還元出来るよう、今後もこの地のサッカーを更に学んでいきたいと思います。

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