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歴史に名を刻むミラン・レジェンズ。ロッソネーロの伝統と2014年のトッティ

2014.12.22

during the Serie A match betweeen AS Roma and AC Milan at Stadio Olimpico on December 20, 2014 in Rome, Italy.

AS Roma v AC Milan - Serie A

 クラブ創設115年の歴史を誇るミランの歴史は、キラ星のような“レジェンド”プレーヤーたちによって彩られている。

 古くは50年代の“グレ・ノ・リ”トリオから、バロンドール3年連続受賞のマルコ・ファン・バステン、ウクライナの英雄アンドリー・シェフチェンコまで、外国人ストライカーの名を挙げるだけでも、錚々たる顔ぶれが並ぶ。

 一方で、ロッソネーロ伝統の守備陣を支えてきたのは、やはりサッカー史に名を残す偉大なイタリア人DFたちだ。

 09年に引退した元主将パオロ・マルディーニは、ミラン一筋に捧げた25年間の現役生活で26個ものトロフィーを掲げた。50~60年代の現役時代に、やはりミランのバンディエラだった父チェーザレとの親子鷹は有名だ。

 若かりし頃は才気あふれるサイドバックとして、また経験を重ねた後には、ピッチで威厳を放つセンターバックとして、マルディーニはセリエAで歴代最多となる通算647試合に出場した。加えて、UEFA主催のカップ戦でも個人最多記録である174試合でプレーした2つのレコードは、彼がミランとともに打ち立てた金字塔だ。

 マルディーニの前の主将フランコ・バレージこそ“鉄人”だ、と崇めるオールド・ファンは今なお多い。17歳でデビューし、97年に引退するまで、セリエB時代も含む20年間の現役生活をミラン一筋に捧げた。

 不世出のリベロは、アッズーリでも絶大なキャプテンシーを発揮した。大会中に痛めた膝の手術から決勝戦に復帰した94年アメリカ・ワールドカップでの姿は鬼神そのものだった。

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