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名実ともに世界最高峰のブンデスリーガがついに開幕、絶対王者のバイエルンや日本人11選手と、見どころ満載

2014.08.22


写真●Bongarts/Getty Images

 世界が熱狂したブラジル・ワールドカップ閉幕から、約1カ月。4度目の世界王者に輝き、名実ともにサッカー界で復権を果たしたドイツでは、歓喜の余韻とともにブンデスリーガの新たなシーズンが幕を開ける。

 22日の開幕戦では、王者バイエルンが登場する。ジョゼップ・グアルディオラ監督が操るチームは、世界の最先端。ドイツ代表にも多数の選手を送り込み、まさにサッカー界の“トップ・オブ・トップ”というべき絶対王者だ。ホームで行われるヴォルフスブルクとの開幕戦に向けて、キャプテンのDFフィリップ・ラームも「チームのムードは非常に良いよ」と自信を見せる。3連覇を狙う新シーズンも死角なしか。

 また、世界中から注目を集めるブンデスリーガには、欧州各国リーグで最多の日本人11選手が在籍する。23日には、FW大迫勇也とMF長澤和輝を擁する昇格組のケルンが、ハンブルガーSVに挑む。

 大迫は昨シーズン途中に2部の1860ミュンヘンに加入すると、15試合で6ゴールをマーク。2部で優勝したケルンへのステップアップを果たした。プレシーズンマッチでも得点し、16日のドイツ・カップではアシストも記録。長澤が負傷で長期離脱を強いられているだけに、新加入の大迫にかかる期待は大きそうだ。

 そして、第1節では早速日本人所属チーム同士のカードも組まれた。DF酒井宏樹とMF清武弘嗣の所属するハノーファーと、DF内田篤人の在籍するシャルケが激突する。負傷していた清武と内田だが、両選手とも既に全体練習に合流。日本人3選手がピッチに立つこともありそうだ。

 昨シーズン10位だったホームのハノーファーは、開幕前にニュルンベルクから清武を獲得。酒井と清武は、ロンドン・オリンピックでも右サイドでコンビを組んで日本の躍進を支えた。ドイツで復活したタンデムが、ハノーファーを上位に押し上げられるかはシーズンを通じて注目だ。

 一方、アウェー戦に臨む昨シーズン3位のシャルケは、不安を抱えたまま開幕を迎えそうだ。18日のドイツ・カップでは3部チームに不覚を取り、まさかの1回戦敗退。加えて、MFケヴィン・プリンス・ボアテングが胃腸炎、FWクラース・ヤン・フンテラールがひざの負傷で、20日の練習を欠席。ともに、ハノーファー戦には出場できる見込みだが、カップ戦敗退のショックからの立ち直りも含め、短期間でどれだけチーム状態を上げられるかがカギになりそうだ。

 ついに迎える新シーズン。世界最高峰の戦いと、日本人選手の動向と、今シーズンもブンデスリーガからは目を離せそうもない。

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