during the 2014 FIFA World Cup Brazil Group D match between Uruguay and England at Arena de Sao Paulo on June 19, 2014 in Sao Paulo, Brazil.
ルーニーもズッコケル!?
イタリアとウルグアイに敗れ、最終節を待たずして1958年大会以来となるグループリーグ敗退が決まってしまったイングランド代表だが、遠路はるばるブラジルまで駆けつけたサポーターたちは途方に暮れている。それもそのはず、ファンの多くは、ベスト16以降を見据え、あと2週間はブラジルに滞在する予定だったからだ。
しかし、そんな彼らを退屈させまいと、開催国ブラジルが救いの手を差し伸べた。サンパウロ美術館が、こんな広告を出したのだ。
「イングランド人の皆さん、そんなに落ち込まないでください。今週は、みなさんのMASP(サンパウロ美術館)の入場料を無料にします!」
英紙『メトロ』によれば、イングランドのサポーターは、パスポートを見せれば無料で美術館に入れるんだとか。なんとも太っ腹な話である。
一方、イングランド国内では、開催国にそんな同情をされてしまうほど不甲斐ない戦いを見せられた国民たちが自虐的になってしまっているんだとか。同じ『メトロ』紙によると、マンチェスター近郊のファストフード店が、こんなワールドカップ特別メニューの看板を出したそうだ。
「本日の特別メニュー:ザ・ルーニー・バーガー」
価格はなんと18ポンド(約3000円)と、ファストフードにしては超高額だが、果たしてどんなバーガーなのか‥‥? しかし、注意書きにはこんな文字が。
「ごく普通のもの。高すぎる逸品」
MT @Chickenlodge WORLD CUP SPECIAL: selling the ROONEY chicken burger. Plain, nothing special, overpriced. £18. pic.twitter.com/cQGkmdHnEl
— Michèle D. Birtel (@BirtelMD) 2014, 6月 22
なんという皮肉! マンチェスター・Uで週給30万ポンド(約5000万円)とも言われる超高額サラリーを受け取りながら、イングランド代表では輝けないウェイン・ルーニーのパフォーマンスに対する不満がタップリ詰まったこのバーガー。シニカルなフットボール・ファンが多いイングランドならではのメニューだが、ホントに普通なのか試してみる客がどれほどいるのだろうか?