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マインツ岡崎、ニュルンベルク清武との日本人対決で得点記録更新なるか

2014.04.25


写真●Bongarts/Getty Images

 クライマックスを迎えたブンデスリーガで、岡崎慎司が大きな注目を浴びている。

 前節は、強豪のドルトムントとのアウェー戦だったが、今シーズン5度目となる1試合2ゴールを記録した。16日に28歳となった自身の誕生日を祝う6試合ぶりの得点により、今シーズンのゴール数は13得点に到達。日本代表MF香川真司の持つ欧州主要リーグにおける、1シーズンでの日本人最多得点記録に並んだ。

 マインツ自体も、ヨーロッパリーグ出場圏内にいる6位のボルシアMGを勝ち点2差で追走。2010-2011シーズン以来のEL出場権獲得に向け、熾烈なデッドヒートが続いている。名実ともにエースの岡崎も、「残りの数試合、もっとゴールを決められるよう努力する。そうすればチームは勝てるし、香川の記録もこえることができる」と気合十分。記録更新とともに、チームをヨーロッパの舞台へと押し上げる活躍が期待される。

 対するのは、ともに日本代表のMF長谷部誠とMF清武弘嗣が所属するニュルンベルク。4連敗で自動降格圏内の17位に低迷する中、23日にはヘルトヤン・フェルベーク監督の解任を発表した。崖っぷちに立たされながらも、清武は「今はまだ(残留するチャンスは)あります」と言い切り、「内容よりもとりあえず勝たないと勝ち点を積み上げられないので、あと3試合死ぬ気で頑張ります」と、残留へ決死の覚悟を口にする。残り3節はU-23を率いるロジャー・プリンス監督が指揮を執る。逆転での残留をかけて投入された劇薬が、どのような作用をもたらすかはまさに必見だ。

 クラブ史上2度目のEL出場権をかけて絶対に負けられない戦いが続くマインツと、死に物狂いで生き残りをかけるニュルンベルク。巡り合わせのようにシーズン最終盤に訪れた26日の日本人対決は、まさに見逃せない一戦となりそうだ。

 また、王者のバイエルンは、26日に11位のブレーメンとホームで対戦する。バイエルンは優勝決定後に3試合勝利がなく、リーグ戦で実に2年半ぶりとなる連敗を喫した。前節にブラウンシュヴァイクを下して4試合ぶりの勝利を挙げたが、23日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグでは、レアル・マドリードの前に0-1と敗戦。欧州連覇に向けて、29日のホームでのセカンドレグに逆転をかけることになった。

 ブレーメン戦は欧州連覇への大一番の直前に組まれるが、勝ち癖を取り戻すためにも、是が非でも勝ち点3を手にしたいはず。今シーズン初めて追い詰められた絶対王者の見せる底力が、見どころとなりそうだ。

 今節では27日に、シャルケがボルシアMGをホームに迎える一戦も組まれた。日本代表DF内田篤人の所属する3位のシャルケは、今節にもCL出場権が与えられる4位以内が決まる。一方、EL出場権をマインツと激しく争うボルシアMGにとっても、何としても勝利が欲しいところ。互いに欧州カップ戦への出場権がかかり、落とせない一戦となるだけに、熱い戦いが予想される。

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