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三田アナと前田さんのここだけの話「シンプルなプレーが功を奏し、今季初の連勝(第6節・鳥栖戦)」/365日FC東京

2014.04.11

<4月6日>
三田:きょう(6日)、ホームの味の素スタジアムで行われたリーグ第6節の鳥栖戦は2-1で勝利しました。前節の清水戦から先発メンバー3人を入れ替えたFC東京ですが、やや苦戦しながらも今季初めて連勝することができましたね。

前田:そうだね。きょうのメンバーを見ても分かるように、リーグ戦の間にナビスコ杯もある中で、監督はとにかくコンディションの良い選手を使っているんだなという感じだった。

 ただ、こういう組み合わせならば東京のベストなパフォーマンス、目指すサッカーができるというのはまだ固まっていなくて、試行錯誤している状態なのかなという雰囲気は、ゲーム内容からしてもあった。

三田:フィッカデンティ監督も試合前に、コンディションを見極めてメンバーを選んだと話していました。きょうはエドゥー選手と平山選手の2トップでしたが、どんな印象でしたか。

前田:2人とも起点になれるタイプで、高さがあるのが特長だよね。一方で、いつもの東京ならつなぐところはしっかりつなぐんだけど、きょうの最終ラインはセンターバック(CB)が吉本と加賀のコンビで、ボールを動かすことがあまり得意ではないから、後ろからのビルドアップはなかなかできなかった。

 でも、前線にエドゥーと平山がいるから、シンプルにそこをターゲットにするシーンが多かった。ちょっと大ざっぱな攻撃というか、パワープレー気味だったけど、そこを起点にチャンスが生まれていたよね。前半はあまり決定的な場面はなかったけど、サイドからクロスを入れて、エドゥーと平山のどちらかがつぶれて、そのこぼれ球からゴールを狙うという形が見られた。

 ゴール前で一度、エドゥーがフリーでシュートを打ったのが最大のチャンスだったよね。この先発メンバーの特長を生かしたそういうシンプルな攻撃を、チームとしてもっと狙いを持ってできていれば、前半から点を取れたんじゃないかな。サイドからどんどんボールを入れたり、高い位置からもっとクロスを入れてもよかったよね。

 前半は東京が風下だったから、ターゲットの2人にボールを入れて、中盤が押し上げてこぼれ球を拾っていけば効果的だったと思う。でも前半の攻撃は行き当たりばったりで、あまり意図的な感じではなかった。連動していなかったから、なかなか決定的なチャンスにはならなかったよね。

前田治(まえだ・おさむ) 昭和40(1965)年9月5日、福岡市出身。現役時代は横浜フリューゲルスのエースFWとして活躍し、Jリーグ通算103試合29得点、日本代表では40試合12得点の成績を残した。引退後はクラブチームのジュニアユースで監督を務める傍ら、各地のサッカー教室にも出向いて指導力、育成能力に磨きをかける。2004年から東京中日スポーツの評論記事「東京論」を執筆中。
三田涼子(みたりょうこ) 昭和53(1978)年6月20日 千葉県柏市出身。元TOKYO MXテレビアナウンサー。2003年から8年間にわたり、応援番組「FC東京ホットライン」のキャスターやJリーグ中継ピッチリポーターを務め、その後もFC東京の取材を継続中。現在はフリーアナウンサーとして、JFN(ジャパンエフエムネットワーク)及びTOKYOFMでニュースなどを担当。趣味はフットサル。

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