2014.03.11

【コラム】サッカーよりもカーニバル!? サンパウロのカーニバルにロナウドとカフーが登場!

 2014ワールドカップ開催国のブラジルは今、6月の開幕に向けてサッカーの話題で持ちきりだろうと思っていませんか? 実際はようやくこれから、といったところです。なぜなら、3月に入るまで、ブラジル人の最大の関心事はサッカーではなく、カーニバルだったからです。

 では、まずカーニバルついて簡単に説明します。ブラジルのカーニバルはただ踊り狂うだけのお祭りではありません。歌や踊り、衣装、各チームが設定するテーマの実現性など、あらゆる観点から審査が入るシビアなコンテストなのです。サッカー同様1部、2部とリーグが分かれており、順位決めや、次年度の昇格と降格もあります。

 またカーニバルといえば、リオの豪華絢爛のパレードのイメージが強いでしょうが、それだけではありません。そもそもカーニバルは、日本で言えば、山車を引き御輿をかつぐ、町内会の夏祭りのようなもので、ブラジル全国どんなに小さな田舎町でも行われます。ですので、期間中ブラジルでは、庶民的なお祭りから1チーム4000人が構成するパレードまで、大小さまざまなカーニバルが開催されるのです。

 さて今回僕は、近年リオに負けず劣らず盛大なパレードが行われるサンパウロのカーニバルに行ってきました!

 今年は2月28日(金)~3月2日(日)まで開催され、夜の10時にスタートしたパレードは翌朝7時まで続き、約3万人収容の特設会場「サンボードロモ」は連日超満員で大熱狂!

 そして今年のサンパウロのカーニバルには、かつてのセレソンのスター選手2人が出場し、話題になりました。共に4度のW杯を経験し、2002年にはブラジル優勝の立役者となった、ロナウドとカフーです。

 特にロナウドは、サンパウロの名門コリンチャンスサポーターが結成するサンバチームのパレードで、大トリを務めました。欧州で活躍し、現役時代「怪物」の異名を取ったロナウドは、選手生活の最後をコリンチャンスで終えており、このパレードのテーマはずばり「怪物のキャリア」。ややふくよかになった体に金色のスーツをまとい、山車の上でうれしそうにサンバのステップを踏み、満面の笑みで歌を口ずさんでいました。

 結果は14チーム中10位に終わりましたが、ロナウドの登場に観衆は大いに沸きました。さあカーニバルも終わり、W杯までいよいよ100日を切りました。ここから5月の最終登録メンバー発表へ向け、徐々にブラジルもW杯モードになっていくでしょう。

夏目祐介 1983年東京生まれ。早稲田大学、英国ローハンプトン大学院(スポーツ社会学)卒業。2009年ベネッセコーポレーション入社、2013年同退社。W杯のためすべてを捨ててブラジルへ。現在ブラジル邦字紙「サンパウロ新聞」記者。

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