セリエAは第19節を終えて、首位ユヴェントスを2位ローマと3位ナポリが追走する態勢が固まりつつある。
前節、格下のサッスオーロにまさかの逆転負けしたミランは試合後にマッシミリアーノ・アッレグリ監督を解任。15日のコッパ・イタリア5回戦のスペツィア戦ではマウロ ・タソッティ暫定監督の下、3-1で快勝してベスト8に進出した。
この試合で先発出場した本田圭佑は後半開始直後の47分にリッカルド・モントリーヴォのミドルシュートを相手GKが弾いたところを左足で蹴り込み、移籍後初ゴールをマーク。ゴールという最良の結果を出して勝利に貢献した本田は、6位と好調のヴェローナ相手にどのようなパフォーマンスを見せることができるか。レギュラー確保に向けて試金石ともいえるこの試合は要注目だ。
3回戦もう一つの注目カードは、3位ナポリと18位ボローニャの一戦。昨年12月から公式戦6勝2分けと無敗を続けるナポリは、15日に行われたコッパ・イタリア5回戦アタランタ戦でマレク・ハムシクが戦列復帰。さらにボローニャ戦では、ペペ・レイナ、ヴァロン・ベーラミ、フアン・スニーガが復帰予定となっており、首位ユヴェントスとの勝ち点差10を縮めるべく盤石の体制が整いつつある。一方、18位に低迷するボローニャは前節からダヴィデ・バッラルディーニ新体制がスタート。イタリア代表でキャプテンを務めるアレッサンドロ・ディアマンティと、ベテランFWのロランド・ビアンキの両ベテランの復帰が巻き返しのポイントとなるだろう。
インテルの長友佑都は前節のキエーヴォ戦で5ゴール目を挙げ、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』でチーム最高点となる「6・5」の高評価を獲得。ライバルのミランに移籍した本田に注目が集まりがちだが、不動のレギュラーとしてチームを牽引する長友の活躍にも注目したい。