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今節でシーズンの半分を消化するセリエA。最大の注目は本田圭佑のデビューが濃厚なミランとサッスオーロの一戦だ。
今シーズンのミランはセリエA第18節終了時点で、5勝7分け6敗の勝ち点22で11位と低迷している。前節のアタランタ戦では公式戦5試合ぶりの勝利を挙げたが、首位ユヴェントスとの勝ち点差は27。チャンピオンズリーグ出場権を得られる3位ナポリとの差も17と、厳しい状況となっている。前節はスタンドで観戦した本田だが、この試合では2列目でカカーとともにトップ下で起用されることが予想されている。エースの証である背番号10を背負った本田が、自らの活躍でチームを復調に導けるか注目が集まる。
前節、首位ユヴェントスとの大一番でまさかの完敗を喫したローマはホームでジェノアと対戦する。ローマはこの試合では中盤の要であるダニエレ・デ・ロッシが出場停止。冬のマーケットでカリアリからレンタルで獲得したベルギー代表MFラジャ・ナインゴランがどれだけチームにフィットできるかが試合のポイントとなる。リーグ戦無敗記録がストップし、ユーヴェとの勝ち点差を8まで広げられたローマは、この試合に勝利して前半戦の好調を取り戻すことできるか。
長友佑都が所属するインテルは、16位のキエーヴォとホームで対戦。前節のラツィオ戦に続き、9日のコッパ・イタリアでもウディネーゼに敗れ公式戦2連敗中のインテル。下位相手に確実に勝ち点3をものにして上位戦線に踏みとどまりたい。
3位のナポリは昇格クラブながら、5位と躍進を続けるヴェローナのホームに乗り込む。ナポリは前節のサンプドリア戦で2ゴールを挙げたドリース・メルテンスに注目。一方、ヴェローナは今シーズン、リーグ4位タイの9ゴールを記録している大ベテラン、ルーカ・トーニの活躍に期待が集まる。