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「奈良劇場総支配人」奈良クラブ岡山一成のJリーグへの道:第八回

2014.01.10

 2003年10月4日、等々力陸上競技場。試合に勝ってGゾーンに行くと、逆さにしたビールケースの上にトラメガと小麦粉が置いてあった。

 なんで?

 トラメガは分かる。なんで小麦粉が置かれたのか、誰も分からんから、謎のままやねん。みんなで勝利の歌を歌いながら、サポーターにかけようとしたら、風で戻ってきて、ほとんどが俺にかかった。それでも、みんなで白くなりながら笑い合った。岡山劇場が誕生した瞬間やった。

岡山一成

 2014年1月11日、川崎フロンターレ新体制発表会見。奈良クラブがフロンターレとアドバイザリー契約を交わした一環でゲストとして招待された。「奈良クラブのグッズを売っていいよ」と言ってもらえたから、「オモロイもんを」と作ったのがこのタオル。

「小麦粉からすべてははじまった」。あの小麦粉ブチまけ事件から、岡山劇場をやり続け、そして奈良劇場総支配人に就任した。

 奈良はそうめんの発祥の地。そうめんは小麦粉が原材料。三輪そうめん山本は奈良の会社。コラボしようと本社に訪れて山本社長に直談判。提供してもらえることになった。

 タオルと三輪そうめん山本をセットで1500円。限定で作ったセットを、11日に川崎フロンターレ新体制発表会見の奈良クラブブースで販売するから、買ってな。

岡山一成

 あと、岡山一成の本を3月に出版することになった。詳しくはまた書くけど、奈良クラブのブースで予約を受け付けるから、これも申し込んでな。よろしくやで。

 ほな、会えるのを楽しみにしててな。

岡山一成(おかやま・かずなり)
1978年4月24日生まれ。大阪府出身。
初芝橋本高卒業後、テスト生として横浜Mへ。打点の高いヘディングとガッツ溢れるプレーが評価されてプロ契約を勝ち取ると、デビュー戦から3試合連続ゴールを記録して一気に頭角を現した。大宮、横浜FM、C大阪、川崎F、福岡、柏、仙台と渡り歩く中、川崎F時代に始めた試合後の“岡山劇場”でサポーターの心をつかむ。柏時代には日立台のゴール裏でサポーターともに応援したこともある。09年に移籍した韓国・Kリーグの浦項ではACLを制し、FIFAクラブW杯で3位に入った。11年から昨シーズンまで札幌に在籍し、今夏からアマチュア選手として奈良クラブへ加入。J1通算64試合6得点、J2通算214試合20得点。

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