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シュートを外してポポ監督から怒号/FC東京週間練習リポート(12/25~28)

2013.12.30

ポポ監督「勝利のために戦え」(12月25日)

 2日間のオフを挟んだFC東京は25日、小平グラウンドで天皇杯準決勝の広島戦(29日・国立)に向けてトレーニングを再開した。約2時間、紅白戦などで汗を流した。

 ポポビッチ監督はこの日の練習途中で「勝つために戦わなければいけない」と声を荒げる場面があった。練習後、その場面を振り返って「やはり気を抜いてはいけない。ここからは苦しい戦いになるが、自分たちで状況を苦しくしてしまっては結果はついてこない。それに、今日は練習の入り方が良くない選手もいたのでああいうことを言った」と話した。

 主将の森重は「ここまで来たら優勝しかない。今週も良い準備をしていきたい。1月1日までプレーしたいし、良い結果を得たい。もちろんルーコンやマツ君(平松)のためにという思いと、ACLへという思いもあるので」と準決勝への意気込みを語った。

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シュートを外してポポ監督から怒号(12月27日)

 FC東京は27日、天皇杯準決勝の広島戦(29日・国立)に向けて、小平グラウンドで守備の確認やシュート練習、ミニゲームを行った。

 主力組とサブ組で分かれて行ったシュート練習では、ポポビッチ監督から雷が落ちるシーンもあった。主力組が連続してシュートを枠外に外すと、「遊びじゃないんだ。笑いごとじゃないぞ」と若干の気の緩みを見せた選手たちに怒号を飛ばした。

 練習後のポポビッチ監督は「(シュートを外すということは)試合でもあり得ること。ただ、試合で決めることが一番大事」と話した。

 石川は「練習から決めていかないと。決めれば何も言われない。でも、監督も雰囲気を締めるために言ってくれている部分もあると思う」と、指揮官の真意を受け取めていた。

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千真、5戦ぶりゴールの期待に応える(12月28日)

 FC東京は28日、小平グラウンドで天皇杯準決勝の広島戦(29日・国立)に向けた最終調整を行った。セットプレー練習では主力組がゴールを連発。最後にPK練習をも行い、万全の状態で国立での一戦に臨む。

 1トップでの先発が予想される渡辺は「いつも通り戦うだけ。自信を持って、自分たちの持っている力を出したい」と平常心を強調した。リーグ序盤からゴールを量産していたが、ここ4戦は無得点と今ひとつ波に乗れていない。

 次戦は国見高校の先輩で“国立男”の異名を誇る平山が出場停止。渡辺は「周りは気にせず自分のプレーをしたい。サポーターからもゴールを期待する声を掛けてもらった。その期待に答えられるようにしたい」と冷静に話した。

 また、広島の変則システムについて「相手の守備ブロックに入っていくのではなく、相手をおびき寄せることも意識したい。守備的になりすぎると、自分たちの良さが出ない」と分析。自身のゴールもあり、2-1で勝利した敵地でのリーグ戦(8月31日)を引き合いに出し、「リーグ戦ではプレッシャーをかけて、点を取ることができた。早く行くところと、あわてずにいくことが大事になる」と5戦ぶりの得点奪取へのイメージを膨らませた。


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