東、20日から全体練習に合流（9月19日）
FC東京は19日、次節のアウェー・名古屋戦（21日）に向け、対人練習などを行った。この日も、太ももに張りを訴えた東は別メニューとなり、紅白戦では代わりに石川が主力組に入ってプレーした。
東は「火曜もやっているし、今日も別メニューで体を動かせているので問題ない。100％の状態で名古屋戦に臨みたい」と軽傷を強調した。
ポポビッチ監督も「状態は上向いている。今日は再発のリスクを避けるために別メニューにした。明日からチームの練習に合流する予定」と安堵（あんど）の表情で語った。
前節に清水に敗れたが、9戦負けなしを続けていた名古屋について、指揮官は「ピクシーを迎えてからは毎年、コンスタントにいい成績を残してきた。チームもコレクティブ（組織的）だし、個人も強い」と言及。「ただ、相手に敬意を払いすぎてはいけない。まず、自分たちの特長を出したい」と意欲的に話した。
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丸山、今季リーグ初出場へ準備万端（9月20日）
FC東京は20日、アウェーの名古屋戦（21日・瑞穂陸）に向けてセットプレーの確認などを行った。19日まで別メニューで調整を続けていた東が復帰したが、主力組には石川が入った。
また、太田が練習途中で足に違和感を訴えて離脱し、代わりに丸山が左サイドバックでプレーした。太田は遠征メンバーに入ったが、ポポビッチ監督は「（東）慶悟も直前での合流だったので1人多く連れていく」と話し、遠征には19人を帯同させた。
名古屋は前節の清水戦に敗れるまで9戦負けなしと好調を維持してきた。森重は、その攻撃の中心であるケネディの高さを警戒し、「ゴール前でも危険な選手だが、それ以外のところでもケネディを起点にして周りの選手が飛び出してくる。だから当てられた後のことも意識しなければいけない」と語った。
この日のセットプレー練習でキッカーを務めた丸山は「いつでも準備はしている。出るならチャンス。天皇杯で試合感覚もつかめてある。FKはチャンスがあれば、自分の特長でもあるので蹴りたい」と話し、今季リーグ初出場に意欲を示した。
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＜練習試合・仙台戦＞三田が先制点演出も逆転負け（9月22日）
◆22日の練習試合（小平グラウンド）
FC東京 1
仙台 2
【得点者】林（後半2分）
【先発メンバー】GK塩田、DF丸山、平松、加賀、中村、MF三田、野沢、ネマニャ、石川、FW平山、林
FC東京は22日、小平グラウンドで仙台と練習試合を行い、1-2で逆転負けを喫した。後半2分に林のゴールで先制したが、21分に同点とされ、40分にはPKを決められた。
けがで離脱していたMF河野とDF平松が実戦復帰を果たした一戦。前半から一進一退の攻防が続いた。東京はボールを細かくつないで仙台ゴールに迫ったが、なかなかゴールネットを揺らすことができない。前半2分、左サイドの三田からのクロスを林が頭で合わせるが、クロスバーに阻まれる。さらにそのこぼれ球に平山が詰めるがゴールならず。20分に平山が放ったループシュートは、GKを越えてゴールに向かったが、ライン際で相手DFにクリアされた。
0-0で迎えた後半2分、三田からのスルーパスに抜け出した林が先制ゴールを挙げた。ペナルティーエリア左でGKと1対1になり、冷静にゴール右に流し込んだ。先制した東京だったが、後半21分に同点とされると、後半40分にはPKを沈められ、逆転された。
試合後、先制点をアシストした三田は「体が動いて、プレーしていて楽しかった。自分のいいところを出すことと、球際を激しくいくことを意識した。1アシストできたが、もっとアピールしたかった」と悔しそうに話していた。
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権田が見せた勝負へのこだわり（9月24日）
FC東京は24日、アウェーの大宮戦（31日）に向け、小平グラウンドでの練習を再開した。午前はフィジカルトレーニングを行い、午後はボールを使った練習に取り組んだ。
この日の最後に行われたミニゲームのラストプレー。東が、ゴールラインギリギリのボールをつなぎ、得点が生まれて練習を終えた。その次の瞬間、相手ＧＫの権田が「ラインを割った」と主張。結局、この抗議は認められなかったが、勝負にこだわる守護神らしい一幕だった。
ポポビッチ監督は「あの姿勢が練習からなければいけない。そうでなければ、負けても悔しいとは思えないはずだ。楽しさの本質をはき違えてはいけない。まず勝利に貪欲になることが何よりも大切だ」と語った。
権田は「こだわるところはこだわらないと。そうでないといけない。ただし、あれは本当に出ていましたよ」と笑顔で言った。それを後ろで聞いていた東は苦笑いで「確かに出ていました」とラインを割っていたことを素直に認めていた。
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張、3連勝中のチームの雰囲気に手応え（9月25日）
FC東京は25日、アウェーの大宮戦（28日）に向け、小平グラウンドで紅白戦などを行った。主力組のトップ下には前節の名古屋戦に引き続き、アーリアが入り、2列目の両サイドにはネマニャとルーカス、東の3人が試された。
この日の紅白戦は明るい雰囲気の中でも、激しくぶつかりあう姿が目立った。リーグ3連勝中の勢いは、チームに好影響をもたらしているようだ。張は「練習のいい雰囲気が、そのまま試合につながっている。試合前も、モリゲが中心となってアップからうまく気持ちを高めることができていると思う」と語った。
ポポビッチ監督は「いつも雰囲気はいいよ。ただ、今は結果もでているので、それがより良くなっている。トレーニングに関しても真剣かつ、楽しみながらやることが大切だからね」と目を細めた。
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