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高橋秀人、前橋育英Vにも「喜び9割」  FC東京週間練習リポート(8/21~8/27)

2013.09.02

東&徳永、プロモーション動画に大満足(8月21日)

 鳥栖戦(28日・国立)では、同じ東京を本拠地としているプロ野球の東京ヤクルトスワローズとのタイアップ企画が用意されている。「東京のスポーツを盛り上げよう!」の合言葉のもと、「ストラックアウト」などさまざまな催しがある今回の企画では、開催日を前に告知動画を作成。「FC東京編」では東と徳永がヤクルトのユニホーム姿で出演し、野球をネタに完成度の高いコミカルな動画が完成した。

 キャッチャー役を演じた徳永は「自分でも見たが、いい出来でした。(つっこみは)絶妙でした」と自画自賛。また、「チームメートもおもしろいと言ってくれた。意識して、全力でいいものを作ろうとした結果」と胸を張った。初めてキャッチャーの防具を付けた徳永は、「暑いし、重かった。やっぱり実際付けてみないと分からないですね。野球選手をリスペクトしようと思いました。特にキャッチャーは」と、楽しそうに話していた。

 一方、コーチ役の東は、「初めて野球のユニホームを着ることができたし、楽しかった」と笑顔。この日の練習後に観戦するヤクルト対巨人の試合ではその告知動画が球場で放送される予定だという。普段から野球観戦をしている東は、「チャンスで打てなかったら、会場もがっくりするし、ため息が出る。そういう意味ではサポーターの立場に立つことができる」と言う。1週間後の一戦に向けては「同じ東京のチームとしてお互い勝てれば盛り上がる」と闘志を燃やした。

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高橋、前橋育英Vにも「喜び9割」(8月22日)

 群馬県出身の高橋は、夏の甲子園で初出場初優勝を果たした前橋育英高の快挙に拍手を送った。大会期間中はテレビで試合を観戦。「サッカー部と応援が似ていて、選手権で対戦したときのことを思い出しました」と懐かしそうに話した。

 ただ、地元県勢の偉業を素直に喜べないとも。母校の前橋商は、前橋育英とはライバル関係。「気持ちの9割はうれしいけど、残り1割は悔しさもある。その両方が入り交じった感じですね。地元なので応援していましたが、できれば前商(前橋商)がそうなれば良かったんですけどね。前育はサッカーも野球もライバルなので」と本音を漏らした。

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アーリア「ボランチでバランス取る」(8月23日)

 FC東京は23日、小平グラウンドで磐田戦(24日・ヤマハ)に向けた最終調整を行った。通常通り、ハーフコートのミニゲームやセットプレーの確認をして約1時間半の練習を終えた。

 アーリアは「磐田は今の順位(17位)なので、必死になってくる。それに負けないようにしないといけないし、横浜M戦(17日・味スタ)でできていなかったことをやっていきたい」と気合を入れた。

 前節の横浜M戦では後半からボランチに入り、パスを散らして攻撃のリズムをもたらした。「ボランチは去年もやっていたし、問題はない。うまく回して、ボールを配れるようにしたい。また、ドリブルで持ち出していくのもチームにとってはプラスになる。自分勝手にプレーするのではなく、うまくバランスを取っていきたい」とプレーのイメージを膨らませた。

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野沢、U-19日本代表遠征から帰国(8月25日)

 U-19日本代表MF野沢は25日、FC東京のチーム練習に合流した。一昨日にスペイン遠征から帰国し、24日から小平グラウンドで体を動かしていた。アルクディア国際ユースサッカートーナメントは1次リーグ敗退に終わったが、1次リーグ4試合中3試合に先発出場。多くの収穫と課題を持ち帰った19歳の新鋭がJ1初出場に向けてアピールを誓った。

<野沢に聞く>
-今回の遠征を終えて率直な感想は
「久しぶりに短期間で多くの試合に出場できたし、同世代の選手と戦えたので素直に楽しかった」

-遠征での課題と収穫は
「課題はたくさんあった。球際のところは東京でも意識してきたが、海外の選手はさらに強かった。そこは、まだまだ継続して取り組まなければいけない。また、霜田監督にも前を意識して縦パスを入れるように言われていたので考えながらやっていたが、そこもまだまだ。何本かは通せても、バンバン通すというところまでではなかった。ただ、相手の逆をついて縦パスを出せるようになれば、世界でも通用するという手応えもつかんだ。これから縦パスを通す回数を増やしていきたい」

-ボランチとしてプレーした手応えは
「あまり前からプレッシャーをかけるチームが少なかったので、パスを受けて余裕を持ってできたと思う。大きなサイドチェンジも数本出せた。ただ、稀(まれ)に前からプレッシャーをかけられたときに、慌ててしまうこともあった。どんなプレッシャーもかわせるようになりたい」

-リオ五輪に向けてのサバイバルレースが始まるが
「代表があるからには呼ばれたい。自分の良さを伸ばしつつ、今回の遠征で感じた縦パスや、守備のところも意識して成長させていきたい。ポジションはボランチで勝負したい」

-U-17ワールドカップ(W杯)以来の代表だったが
「試合前に国歌が流れる独特な雰囲気を味わえた。自分では、以前よりも緊張せずにプレーできたと思っています」

-現在の東京は、けが人や移籍などもあって以前よりもチャンスはありそうだが
「確かに人数は少なくなったので、そこはチャンスだと思います。明日から一歩ずつアピールしていきたい」

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林、鳥栖戦で「チャンスつかむ」(8月26日)

 FC東京は26日、小平グラウンドで鳥栖戦(28日・国立)に向けてトレーニングを行った。森重、張が別メニュー調整となったが、前日に大事を取った高橋が練習に復帰。ポポビッチ監督は「森重と張は2人とも早ければ明日から復帰できるかもしれない。森重は確実だと思うが、内転筋を痛めた張は、画像的には異常が見られなかったが、しっかりと確認して判断したい」と語った。

 この日の練習の最後は、ゴールを4つ使った9対9の対人練習となった。得点を決めたチームが勝利という場面で林がゴール前で一人かわしてフリーになった。この絶好機に力が入ってしまい、ボールを浮かせて枠を外してしまう。「アー」と、その場に倒れ込んでしまった林をよそに、あえなく相手チームの三田に決勝点を奪われて練習が終了した。

 林は練習直後こそ、ため息をついて肩を落としたが、「明日、決めるので大丈夫」と気持ちを切り替えた。そして、鳥栖、広島と続く連戦に向けて「いい準備をしてチャンスがくれば、そこでつかみ取りたい」と前を向いた。

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先発濃厚の加賀「戦う姿勢を見せたい」(8月27日)

FC東京は27日、ホームの鳥栖戦(28日・国立)に向けてセットプレーの確認などを行った。24日のアウェー・磐田戦で内転筋を痛めた張に代わって、主力組には加賀が入り、ルーカスの疲労を考慮して三田が起用された。

 張の状態について、ポポヴィッチ監督は「痛みでプレーできなかったが、検査の結果、出血もなかったので大丈夫」と説明した。張は前日まで別メニューで調整していたが、この日からチームの練習に合流。鳥栖戦のベンチ入りメンバーにも入った。

 鳥栖との前回対戦(5月3日・ベアスタ)では3点を先行しながらも2点を返され、あわやという場面をつくってしまった。先発起用が濃厚な加賀は「鳥栖は球際を激しくくる。そういうところで勝負が分かれる。前回は3-0にしながらも、そこから2点を取られている。鳥栖は最後まであきらめないで走り続ける。こっちも戦う姿勢を見せていかなければいけない」と語り、相手を上回る気迫で挑むことを強調した。


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