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関西大、竹下玲王の決勝点で立命館大に勝利 インカレ出場圏内の4位に浮上

2016.09.27

関西大は立命館大との接戦を制した [写真]=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

文=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 前節の同志社大学戦では高槻萩谷の地で関西大学のスローガンである『全員サッカーで日本一』を選手、応援ともに体現することはできなかった。今節の舞台は京都亀岡。前期リーグから関西学生選手権優勝へと連勝の流れを作った会場だ。対戦相手はリーグ4位の立命館大学とリーグ5位の関西大にとっては直接対決となる。なんとしても勝たなければならない試合が始まった。

 リーグ戦では初のMF平尾柊人がスターティングメンバー入り。その平尾が2分に左サイドを持ち味である加速力のあるドリブルで駆け上がる。立命館大は2人がかりで平尾へブロックに入る。スタンドからも頼もしい応援が関西大を鼓舞し続ける。しかし、30分ごろまでは立命館大が流れをつかみ、ゴールまでボールを運べない。33分にはFW竹下玲王からゴール前にいたMF石井光輝へとパスが渡り、シュートを放つもゴール上へ。直後には再び石井から今度はFW池内拓朗へとループパスが出る。池内はヘディングの態勢で飛び込むも得点とはならない。

 50分、MF藤村洋太が左サイドを駆け上がると深い位置からゴール前へとグラウンダーのパスを流すと、池内と竹下が駆け込む。ニアに入った池内が相手DFを引きつけ崩れるとファーの竹下がシュート。これが決まり先制、貴重な1点を立命館大ゴールに突き付けた。その後、立命館大の猛攻からゴールを守り抜き、アディショナルタイムには藤村やDF鯉沼晃の守備が光り、勝利に結びつけた。

 わずか1点差で勝利を収めた関西大は勝ち点、得失点差、得点、失点と順位を決定する4つの数字がすべて並んだ。現在、関西学生サッカー連盟公式HPによると関西大と立命館大がともに4位と発表されており、インカレ出場圏内となる4位以上を確実にするためには予断を許さない状況だ。しかも、次節の相手はリーグ3位の大大阪体育大学。再び3位と4位の直接対決となった。

 勝利のためには、今節で再点火した選手、応援が一体となった『全員サッカー』の炎をより大きくしていかなければならない。目指す先はただひとつ。『日本一』への長く険しい道のりを駆け抜けるためには今節以上に気持ちあるプレー、熱い応援が必要となる。まずは10月2日のJ-GREEN堺で全員がさらなる成長を遂げ大体大を待ち構える。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=8326)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

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