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公式戦初出場の山崎浩介らが大活躍…明治大が逆転勝利で総理大臣杯1回戦を突破

2016.08.08

公式戦初出場で初ゴールを決めた山崎 [写真]=渡邊弘基

文=臺佑太(明大スポーツ)

 明治大学が2016年度 第40回 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント初戦を逆転勝利で飾った。四国代表の高知大学との1回戦は1分に先制点を許し、立ち上がりから苦しい展開に。しかし、27分にCKから公式戦初出場の山崎浩介がヘッドで押し込み同点。1-1で折り返した後半はパスを回しゲームを支配する。50分に土居柊太のゴールで逆転に成功。61分には岩武克弥が追加点を決めさらに突き放した。その後も相手を寄せつけず3-1で試合終了。難しい初戦に勝利し、2回戦進出を決めた。

 ニューヒーローがチームの悪い雰囲気を断ち切った。1点ビハインドで迎えた27分、渡辺悠雅が蹴ったCKをファーサイドにいた山崎が頭で合わせ同点弾を決めた。「初出場とか関係なしに明治の代表として出ているので、責任を持ったプレーをしようと思った」と山崎はこの試合が公式戦初出場。「日々一生懸命トレーニングしていたし、ブレずに献身的にトレーニングしていたので、今のチーム状況にはああいう選手が必要だなと思い起用した」(栗田大輔監督)。栗田監督からの評価にゴールという最高の形で応えた。このゴールで勢いに乗った明治大は、後半になると自分たちのリズムでチャンスを増やしていき、2得点を獲得。山崎のゴールが勝利をぐっと引き寄せた。

 改善しなければならない部分もある。1分にゴールを奪われ、試合序盤での弱さを露呈した明大。2週間前に行われた東京都トーナメント学生の部1回戦の立正大学戦でも序盤のうちに連続失点をし、敗北を喫していた。栗田監督も試合開始直後の集中力不足を「今のうちの甘さ」と課題に挙げた。負ければ終了のトーナメントにおいて、事故的な失点あってはならない。「きちっと修正してまた次につなげていきたい」(栗田監督)。立ち上がりから明治大らしいサッカーを表現して勝利を狙う。

 次戦への修正点は明確だ。「良い部分と悪部分の両方出た」(栗田監督)と試合を通して21本ものシュートを放ち後半は優位に立ったが、立ち上がりにもろい部分が出てしまった今試合。「今日勝ったのは今日で切り替えて次が大事なので、次の一戦一戦で勝っていきたい」(山崎)と課題を生かすことが勝利のカギとなる。次戦の相手は試合延期の影響で2日連続での試合となるため、明治大には有利に働く。このアドバンテージを活かしながら、順調に2回戦を突破したい。

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