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<選手権フォーカス>【東福岡】連覇狙う“赤い彗星” J1王者入り内定の小田逸稀「去年以上に結果を」

大会注目選手の一人、東福岡DF小田逸稀 [写真]=吉田太郎

“赤い彗星”が2000年度、2001年度の国見(長崎)以来となる2連覇に挑戦する。東福岡は昨年度の全国高校サッカー選手権大会決勝で國學院久我山(東京)に5-0という大差で快勝。前評判通りの強さを発揮したと同時に、決勝でMF中村健人(現・明治大)が決めたトリックFKなど話題性十分の戦いによって17年ぶり3回目となる選手権制覇、インターハイに続く夏冬全国二冠を成し遂げた。

 今年の東福岡は昨年いなかったJクラブ内定選手が3人もいる。左SB小田逸稀(鹿島アントラーズ内定)、MF藤川虎太朗(ジュビロ磐田内定、日本高校選抜)、MF高江麗央(ガンバ大阪内定)だ。中でも小田は、クラブワールドカップで素晴らしい戦いを見せた今年のJ1王者チーム入り。昨年のインターハイ、選手権で全11試合に先発して2つのタイトル獲得に貢献した小田は、勝者としての経験、メンタリティーを持ってJ1でどこよりも勝利の経験を持つ名門クラブの門を叩く。

「全国制覇するために東福岡に来た」と言い切る小田は今冬、再び選手権で活躍し、全国制覇を果たしてプロの世界へ進む意気込み。「ヘディングで負けないところと対人で負けないところと攻撃参加、あと気持ちのところ」を鹿島サポーターに見てもらいたいという。

 通称“赤い彗星の爆走対空戦車”。チームメイトの藤川も「上がってきたら何するか分からない」と評する“予測不可能”な攻撃参加は要注目だ。サイドの高い位置まで上がった際は強引なドリブル突破、シュートで自ら試合を決めに行く。また、173センチと決して大柄な選手ではないが、インターハイでは相手の頭上から圧巻のヘディングシュートを決めるなど、対空戦での強烈さも兼備。福岡県予選決勝では「1回負けたんで悔しかった」と一度競り負けただけで残念がるほど、空中戦や対人プレーでも高校生には負けたくないというこだわりを持っている。

 昨年の全国大会では一部報道陣から「大会を代表する左SB」というほどの評価を得ていたが、大会優秀選手、日本高校選抜には選出されず。「悔しかった」と成長のエネルギーにしてきた。まずは注目されていることを意識しすぎずに、チームのためのプレーを徹底する考え。同時に、「マークも厳しくなると思うんですけど、去年以上に結果を残していきたいです」とよりインパクトを残して、勝利の経験を重ねて、大会を終える腹積もりだ。

取材・文=吉田太郎

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