FOLLOW US

【インハイ注目校】昨年度のリベンジへ…テクニカルで組織的なサッカーを展開する関東第一

2016.07.22

昨年度は準決勝で市立船橋に敗戦。冨山(写真中央)は当時も10番を背負っていた [写真]=川端暁彦

 7月27日に広島県で開幕する平成28年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)。予選を勝ち上がった55校の中から今大会の注目校を紹介する。

関東第一高校(東京第1代表)

 小野貴裕監督の指揮下、テクニカルかつ組織的なサッカーをする好チームとして名を馳せてきたが、タレントがそろった代を含めて結果だけがついてこなかった。その何とも言いがたい壁を「昨年の3年生たちが突破してくれた」(小野監督)。夏のインターハイで同校の最高成績となる全国4強入りを達成。強いハートと個性を持った卒業生が残した財産を引き継いだチームが、さらにその上を目指す大会となる。

 チームの軸になるのは4強入りした昨年も10番を背負って中軸として活躍していたMF冨山大輔。トップ下が本職だが、最前線でもボランチでも高度なテクニックを駆使して局面を打開、ゴールに迫る決定的な仕事をこなす。守備の要であるDF鈴木友也もワンランクスケールアップした印象がある。加えて「昨年はずっと同じメンバーで戦い続けた弊害が冬に出てしまった」(小野監督)という反省から、さまざまな選手をローテーションするように起用したことで選手層に厚みが出てきている。冬に向けた投資という面もあるのだが、連戦のインターハイでも生きてくるはずだ。

 前年度4強でシード校となったため2回戦からの登場となるが、順当にいくとその2回戦で相対するのは市立船橋。前年の準決勝で敗れた因縁の相手だ。対戦が実現すれば、いきなりのリターンマッチとなる。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO