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南直志が劇的決勝弾…東京学芸大が今季2勝目、東海大を撃破

2016.05.22

今季2勝目を喜ぶ東京学芸大の選手たち [写真]=内藤悠史

 JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦2部 第8節が22日に行われ、東海大学湘南校舎サッカー場の第一試合では東京学芸大学と東海大学が対戦した。

 東京学芸大は7試合を終えて1勝2分け4敗、勝ち点5で10位に沈んでいる。前節の拓殖大学戦では開始15分に先制ゴールを挙げたが、後半に2失点を喫して1-2と逆転負け。4試合勝ちなしと苦しむ中、浮上のきっかけを掴みたい。対する東海大は3勝2分け2敗の勝ち点11。開幕4試合勝ちなしと苦しいスタートとなったが、現在は3連勝中と調子を上げている。今節を21日に終えた暫定首位の東京国際大学、同2位の中央大学との勝ち点差は「6」。上位戦線に食らいつくためにも連勝を伸ばしたい。

 前半は一進一退の攻防となった。東京学芸大は30分過ぎまでボールポゼッション率を高めて押し込んだが、均衡を破ることはできず。PKのチャンスも活かすことはできなかった。東海大は終盤に盛り返して攻勢をかけたが、前半終了間際に右CKからMF矢萩万裕が放ったヘディングシュートはGK木村真の好セーブに阻まれて得点とはならなかった。前半は0-0で終了した。

 スコアレスで迎えた後半、59分に東海大がPKを獲得。DF岩壁裕也がキッカーを務めたが、枠の右に外れた。互いにPKのチャンスを活かせず、0-0のまま試合は残り30分を切った。

 次第にオープンな展開となる中、両チームともに選手交代で打開を図る。東京学芸大は75分にFW色摩雄貴に代えてFW高橋滉也、84分にはFW増田侑也に代えてFW岸寛太と、2トップを入れ替えてゴールを目指した。

 そして決勝ゴールは後半アディショナルタイムに生まれた。東京学芸大が右サイドからの攻撃で中央に展開し、ペナルティーエリア内へ。エリア左側でパスを受けたMF南直志が右足シュートでゴールネットを揺らした。終了間際の劇的なゴールで、東京学芸大が5試合ぶりの今シーズン2勝目を挙げた。

 東京学芸大は次節、29日に東海大学湘南校舎サッカー場の第二試合で明治学院大学と対戦。東海大は同日の同会場、第一試合で拓殖大と対戦する。

【スコア】
東京学芸大学 1-0 東海大学

【得点者】
1-0 90+2分 南直志(東京学芸大学)

取材・文=内藤悠史

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