2016.01.06

163センチの背番号10、澁谷雅也「小さくてもセンターFWはできる」

shibuya
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 中3で160センチ、高1で163センチ、現在高2で163センチ。ここ1年で身長はほとんど伸びていないという。もっとも身体的な変化はなくても、インターハイ予選前に左サイドから中央にコンバートされたことで、プレーの幅とシュートエリアは格段に広がった。

 2年生にして背番号10を背負う澁谷雅也は、國學院久我山高校のエースストライカーを担う。選手権2回戦の明秀学園日立高校戦での先制点に続き、3回戦の神戸弘陵高校戦でも貴重な決勝点をマーク。持ち前の得点力にさらに磨きをかけている。

 1月5日に行われた準々決勝の前橋育英高校戦は「やりにくかった。フリーだと思って前を向くとそこにいたり、裏が取れなかったり。決めないといけないところでも外してしまい、今日は全然ダメだった」と語るとおり、消化不良の内容だったかもしれない。

 とはいえ、いくつかの見せ場はあった。前半は得意のドリブルからシュートを狙ったり何度かチャンスを作った。また、ポジショニングの良さも際立った。「ゴール前での動きだしはうまくできていた。何度も何度も動き直せば、いつかボールが来る」と本人も手応えを感じている。

 憧れの選手はセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)とルイス・スアレス(バルセロナ)。「アグエロの決定力、どこからでもシュートを狙う姿勢」と「スアレスの動きだしの質」を参考にしており、そう聞くと確かにそういうプレースタイルも見て取れる。

「身長はあきらめた」とはにかむ澁谷は、「小さくてもセンターフォワードができるところを見せたい」と意気込む。この体格だからこそ「相手の懐に入りやすいし、ドリブルや裏への飛びだしが活きる」。DFにつかまりにくく、フリーになれば明秀日立戦で見せたような、振り足の速いミドルシュートでゴールを強襲する。

 前橋育英戦の出来は「50点」。この試合はMF内桶峻のスーパーゴールに助けられたが、決勝進出を懸けて戦う青森山田高校戦では、澁谷を含む3トップの活躍が不可欠だ。“秘策”と言うと大げさだが、選手権前にこの3トップでつかんだ攻撃パターンがある。「速いクロスにニアで合わせる形が出せればもっと点が取れる」(澁谷)。大型DFがそろう今大会の青森山田は攻守のセットプレーでは驚異的なパワーを見せるが、スピーディーな攻めを止めるのが苦手にも見える。澁谷の小柄な体格とスピードを活かしたプレーが、あるいは勝負を決定づけるかもしれない。

文=安田勇斗

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