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國學院久我山、2点リード追いつかれるもPK戦で明秀日立を下す/選手権2回戦

2016.01.02

先制点を決めた國學院久我山FW澁谷雅也 [写真]=小林浩一

 2日、平成27年度第94回全国高等学校サッカー選手権大会の2回戦が行われ、東京都A代表の國學院久我山高校と茨城県代表の明秀日立高校が対戦した。

 1回戦では、広島皆実高校(広島)に1-0で完封勝利した國學院久我山。一方、明秀日立は選手権初出場ながら、名門・四日市中央工業高校(三重)に逆転勝利し、勝ちあがってきた。

 序盤はキックオフ直後から積極的にプレスをかける明秀日立が主導権を握る。1分、高い位置で相手ボールを奪い、FW本田光がシュートを放つもゴール左に外れる。その後もこぼれ球への反応が速い明秀日立がボールを持つ時間帯が続いたが、試合が進むにつれて國學院久我山が持ち味の細かなパスワークでリズムをつくる。34分、左サイドバックの山本研からMF名倉巧、FW澁谷雅也とつなぎ、最後は名倉がゴール前に抜けだすも、シュートはわずかにゴール左へ。0-0のまま前半を終えた。

 後半に入っても、國學院久我山が押しこむ展開は変わらない。44分、山本の左CKにファーサイドからDF野村京平が頭で合わせるもクリアされる。61分には澁谷がキレのあるドリブルで左サイド深くまで進入するも、折り返したボールは相手GKがキャッチ。

 そして迎えた62分、ようやく試合が動く。中央でボールを持った澁谷が距離のある位置からシュートを放つと、相手GKの手が届かないゴール左隅に収まり、國學院久我山が先制する。76分にはペナルティーエリア外、左寄りの位置でFKを獲得すると、山本が豪快に右足を振りぬき、ゴール上隅に突き刺さって追加点。

 明秀日立は直後の77分、途中投入されたスーパーサブの小磯克文が素早くゴール前に持ちこみ右足でシュートを放つと、これが決まって1点を返す。残り時間が少ない中、猛攻を続ける明秀日立は後半アディショナルタイム、セットプレーの混戦から最後はDF小池架惟斗がヘディングシュート。ゴールライン上で國學院久我山DFがクリアしたかに見えたが、ラインを超えたと判定され、土壇場で2-2に追いつく。直後に前後半終了の笛が鳴り、決着はPK戦に委ねられた。
 
 1人目は互いに成功すると、先攻・明秀日立の2人目、3人目のシュートを國學院久我山GK平田周がセーブ。國學院久我山は2人目、3人目もしっかりと決め、最後は明秀日立の4人目が失敗し、PK戦3-1で國學院久我山が勝利を手にした。

【スコア】
國學院久我山 2-2(PK3-1) 明秀日立

【得点者】
1-0 62分 澁谷雅也(國學院久我山)
2-0 76分 山本研(國學院久我山)
2-1 77分 小磯克文(明秀日立)
2-2 80+5分 小池架惟斗(明秀日立)

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