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流通経済大、PK戦制してベスト4進出…前回王者・大阪体育大を撃破/インカレ

2014.12.16

PK戦を制した流通経済大が準決勝進出 [写真]=内藤悠史

 第63回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)準々決勝が16日に各地で開催。町田市立陸上競技場で行われた第1試合では、流通経済大学(総理大臣杯優勝枠)と前回王者の大阪体育大学(関西第4代表)が対戦した。

 冷たい雨が降りしきる中で始まった一戦。前半に数多くのチャンスを作り出したのは流通経済大だった。20分には最終ラインからのピンポイントのフィードを受けたFW中村慶太(3年・流通経済大附属柏高校出身)がペナルティーエリア左側からカットイン。右足を振り抜いたが、シュートは大阪体育大GK村上昌謙(4年・草津東高校出身)が足で阻止した。さらに33分には、ペナルティーエリア右手前へこぼれたボールにMF森保圭悟(3年・サンフレッチェ広島ユース出身)が反応。右足アウトサイドで急激に外側へ曲がるミドルシュートを放ち、枠を捉えたものの、GK村上に弾き出された。前半はスコアレスで終了した。

 スコアレスで迎えた後半も、流通経済大が終始攻勢をかける展開に。セカンドボールをことごとく拾い、厚みのある攻撃を展開していった。セットプレーから決定機を作る場面もあったが、ゴールネットを揺らすことができない。大阪体育大も集中力を切らさずに身体を張って応戦し、0-0のまま90分を終了。10分ハーフの延長戦に突入した。

 均衡を破ったのは、劣勢を強いられていた大阪体育大だった。95分、左サイドでFW澤上竜二(3年・飛龍高校出身)がボールをキープして起点となり、MF山田貴文(4年・日商学園高校出身)からのパスを受けたMF中村優仁(3年・流通経済大附属柏高校出身)が左足を一閃。強烈なシュートを突き刺し、先制点を奪った。

 ついに動いたスコア。1-0で迎えた延長後半早々、流通経済大も粘りを見せる。101分、左CKからゴール前で混戦となり、最後はMF江坂任(4年・神戸弘陵学園高校出身)が押し込んだ。延長戦を終えて1-1、決着はPK戦へ持ち込まれた。

 PK戦では、先攻の流通経済大が5人全員成功。一方の大阪体育大は、3人前のキッカーを務めたDF山口幸太(4年・四日市中央工業高校出身)のシュートがクロスバーに当たって枠を越えた。スコアは5-3。流通経済大がPK戦を制し、準決勝進出を決めた。

【スコア】
流通経済大 1-1(PK5-3)大阪体育大

【得点者】
1-0 95分 中村優仁(大阪体育大)
1-1 101分 江坂任(流通経済大)

(取材・文=内藤悠史)

 16日開催の準々決勝、11時開始分2試合の結果と第2試合の日程は以下の通り。なお、準決勝は18日に予定され、決勝は21日11時に味の素フィールド西が丘で開催される。

▼準々決勝結果・日程(16日開催)
流通経済大1-1(PK5-3)大阪体育大
仙台大(東北代表)0-1関西学院大(関西第3代表)

福岡大(九州第2代表)vsびわこ成蹊スポーツ大(関西第2代表)(町田市立陸上競技場、13時30分開始)
早稲田大(関東第4代表)vs阪南大(関西第1代表)(Shonan BMW スタジアム平塚、13時30分開始)

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