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責任を押しつけられ…メキシコ代表守護神に浴びせられた屈辱的チャント

2016.06.20

大量失点を喫し、批判の標的となってしまったGKギジェルモ・オチョア [写真]=Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016準々決勝、メキシコ代表対チリ代表戦の70分過ぎに、異様な光景が起こった。メキシコのニュースサイト『メディオティエンポ』が報じている。

 実力伯仲と見られていたこの試合だったが、いざふたを開けてみるとチリが圧倒的なゴールショーを展開。最終的には7-0という歴史的スコアでチリが勝利し、準決勝に駒を進めることとなった。

 あまりにも一方的な展開に、会場を埋め尽くしたメキシコ人サポーターはフラストレーションを募らせていく。そして70分過ぎ、大量失点の要因はGKギジェルモ・オチョアにあるとして、彼がゴールキックを蹴る際、キックに合わせて「プート!」の大合唱がなされたのだ。

 これは「男娼」を意味する言葉で、通常は相手チームのGKがキックを蹴る時に発せられるチャント。差別的な意味を内包するということで、大会実行委員会などが再三にわたって自粛を呼びかけたが、その矛先はついに自軍の守護神に向いてしまった。

By サッカーキング編集部

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