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ノルウェー代表、MFノルマンをチームから除外…今夏ディナモ・モスクワに移籍

2022.09.07

昨季はノリッジに期限付き移籍していたノルマン [写真]=Getty Images

 ノルウェーサッカー協会(NFF)は5日、MFマティアス・ノルマンに関する声明を発表。同選手がロシアのクラブに加入することを理由として、次の代表活動においてチームから除外したことを発表した。

 現在26歳のノルマンは、ボデ・グリムト、ブライトン(イングランド)、モルデを経て、2019年1月からロストフ(ロシア)に所属している。21-22シーズンはノリッジ(イングランド)に期限付き移籍していた。今夏の移籍市場ではレッチェ(イタリア)への期限付き移籍で合意していたが、選手登録の問題で移籍が破談となっていた。

 そんなノルマンは、ロシア国内のクラブとの契約締結をNFFに通達。それを受け、ノルウェー代表を率いるストーレ・ソルバッケンは、ノルマンをチームから除外する決断を下した。NFFの声明発表時にはノルマンの移籍先は不明だったが、6日にディナモ・モスクワが同選手の期限付き移籍加入を発表した。

 NFFのリーゼ・クラヴネス会長は、声明を通じて次のようにコメント。ソルバッケン監督の判断を支持した。

「基本的に、代表選手のクラブ選択について何か言うのは協会の役割ではありませんが、今は異常な状況にあります。ノルウェーとヨーロッパのサッカー界すべてが、スポーツ界の権力の座も積極的に利用してきた好戦的な当事者であるロシアに共同で圧力をかけることに同意しています。ロシアの全チームは、国際的なスポーツ競技会から追放されています。ノルマンがロシアの新しいクラブでプレーすることになれば、ノルウェーを代表することはできないというのが、ストーレと私の意見です」

 ロシアの代表チーム・クラブチームは2月のウクライナ侵攻以降、国際サッカー連盟(FIFA)および欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する大会から締め出されている。

 また、FIFAはロシア・ウクライナでプレーする外国人選手に対し、2023年6月30日まで所属クラブとの雇用契約を一時解除できる特例措置を認めている。今夏にもこのルールを利用した移籍が多数成立。移籍情報サイト『transfermarkt』によると、ロシア・プレミアリーグに所属する外国人選手の割合は、9月7日時点で25パーセントを切っている。

 なお、今年6月には、ポーランド代表もロシアでのプレー継続を選択したDFマチェイ・リブスをチームから除外していた。ロシア人の妻との間に2人の子供をもうけたリブスは、今夏にロコモティフ・モスクワとの契約が満了を迎えたタイミングでロシアに留まる決断を下し、スパルタク・モスクワと2年契約を結んでいる。

By サッカーキング編集部

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