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奥川所属ザルツブルク、マリ代表2選手にドーピング陽性判定…高山病の薬が原因

2020.12.23

ドーピング陽性判定が出たザルツブルクFWコイタ [写真]=Getty Images

 MF奥川雅也が所属するザルツブルクは22日、マリ代表のMFモハメド・カマラとFWセク・コイタの2選手にドーピング検査で陽性反応が出たことを発表した。

 カマラとコイタはともに11月にマリ代表の活動に参加し、アフリカネーションズカップ2021予選でナミビア代表との2連戦に出場。10日間の代表活動を終えてクラブに合流し、11月22日にUEFA(欧州サッカー連盟)のドーピング検査を受けた結果、陽性判定が出たという。

 両選手が代表戦の前に服用した高山病予防の薬に禁止物質が含まれていたようだ。マリ代表は11月13日に標高350メートルに位置する同国の首都バマコでホームゲーム(1-0で勝利)を戦ったあと、アウェイゲームに向けて飛行機で標高1700メートルにあるナミビアの首都ウィントフックに移動。17日の試合(2-1で勝利)を前に、選手たちは医療スタッフの指示により高山病の薬を服用していたという。

 現時点では両選手に対して処分は下されていないようで、ザルツブルクは「UEFAと関係当局と協力して、マリでの出来事の完全な説明を得るために尽力します」とコメント。マネージャーを務めるシュテファン・ライター氏は「我々の選手が各国の代表チームに招集されるのは非常に誇らしいことだ。だが、国際試合では、ルールを熟知した医者たちによる国際基準の医療行為がなければいけない」と話している。

 現在20歳のカマラは今シーズンの公式戦で20試合に出場し、2ゴールを記録。現在21歳のコイタは公式戦22試合に出場し、12ゴールを挙げている。

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