アルビレックス新潟シンガポールは前節のヤングライオンズ戦に快勝した。リーグ再開後のホーム初戦となる今節は、ライオンシティ・セイラーズFCと対戦。重富計二監督は、シンガポール代表クラスの選手を多数擁するセイラーズに警戒を強めていた。アルビSはスタメンを前節から1名変更。DF佐久間理央をスタメンに復帰させて試合に臨んだ。
前半はお互いに後方からの組み立てで崩しにかかる展開。前線にボールが入るとタイトな守備で自由にプレーをさせず、主導権の握り合いが続く。その中で迎えた前半19分、アルビSが右サイドでコーナーキックを獲得。ピッチ中央からスルスルと鎌田啓義が上がってくると、キッカーの栗島健太はショートコーナーを選択。鎌田のクロスを相手GKが弾くが、これを土井智之がダイレクトでゴールに蹴り込みアルビSが先制に成功する。その後はセイラーズがボールを保持する時間が長くなるが、武田航太朗を中心にセーラーズの攻撃を跳ね返す。すると35分、相手のクリアミスを見逃さずにボールを拾った永澤竜亮がそのままペナルティエリア内まで持ち込みシュートを放つ。これがゴールに突き刺さりアルビSが2点目をゲットする。
後半は選手交代を利用しながら攻撃に厚みをかけるセイラーズ相手に防戦一方の展開に。59分にセイラーズMFソン・ウヨンに決められ1点差に迫られてしまう。このゴールでさらに勢いの増すセイラーズの攻撃をギリギリのところで耐えるアルビSだったが88分、ゴール前の混戦からゲイブリルにシュートを放たれ失点。同点に追いつかれてしまう。それでもアルビSは最後の力を振り絞り、カウンターのチャンスに人数をかけて攻め上がる。アディショナルタイム4分、中盤でボールを回収した永澤が土井、橋岡和樹へとボールを繋ぐ。橋岡の一度目のクロスは相手DFに跳ね返されるも、そのボールを拾った橋岡が再びグラウンダーのクロスを送るとファーサイドから西口黎央が体ごと飛び込み決勝ゴール。
3-2で強敵セイラーズを撃破し、2連勝を飾った。そして試合消化数に差がある中で暫定ではあるが、2018年ぶりにリーグ順位を1位とした。チームは次節はアウェーでタンピネス・ローバーズFCと対戦。3連勝をかけ、アワ・タンピネスハブへと乗り込む。
2020 SPL第5節(ホーム)
【日時】
2020年10月24日(土) 17:30キックオフ
【対戦相手】
ライオンシティ セイラーズFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:3
ライオンシティ セイラーズFC:2
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
19′ 土井智之
35′ 永澤竜亮
90+4′ 西口黎央
■次節の予定
2020 SPL第6節(アウェー)
2020年10月31日(土) 17:30キックオフ
vs タンピネス ローバーズFC
@アワ タンピネス ハブ
By サッカーキング編集部
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