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新型コロナ感染のパネンカ氏が退院…チップキックPKの生みの親

2020.10.14

プラハが生んだ名手パネンカ氏(写真は2014年) [写真]=Getty Images

 ボヘミアンズ・プラハは14日、名誉会長のアントニーン・パネンカ氏が病院から退院したことを発表した。

 7日、ボヘミアンズ・プラハはパネンカ氏が重症でICU(集中治療室)に入院したことを発表していた。その後、パネンカ氏は新型コロナウイルスへの感染が明らかとなった。

 今回の発表によると、パネンカ氏は入院以前に自宅で何度か倒れた後にICUへ搬送されることに。検査では、新型コロナウイルスへの感染、および重度の両側性の肺炎が明らかになった。9日には容体が快方に向かい、ベネショフから主治医のいるプラハの病院へと転院。14日の午前に退院したものの、現在も肺炎の症状が残っているため、しばらくは在宅治療を続けることになるようだ。

 元チェコスロバキア代表MFのパネンカ氏は、現在71歳。同氏の名が世界に知れ渡ったのは、EURO1976決勝・西ドイツ戦のこと。PK戦の最後のキッカーを務めたパネンカ氏は、相手GKの意表を突くチップキックでネットを揺らし、チェコスロバキアに初の国際タイトルをもたらした。以降、この手のPKは「パネンカ」と呼ばれるようになった。

By サッカーキング編集部

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