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パチューカ苦戦の原因は“標高差”…後半戦へ、本田が考える解決策とは?

2017.11.18

本田圭佑がアウェイでの戦い方について自身の考えを明かした [写真]=Getty Images

 FW本田圭佑が所属するパチューカは、リーガMX前半戦最終節(第17節)をドローで終えた。本田は後半戦に向けて、「アウェイの戦い方」を課題に挙げている。有料メルマガコンテンツ『CHANGE THE WORLD by KSK』で語った。

 前節の敗戦で上位8チームによるプレーオフ出場の可能性が消滅していたパチューカは、17日にアウェイでアトラスと対戦。1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに同点ゴールを奪い、辛くも引き分けに持ち込んだ。これで前期の全17試合を消化し、5勝4分け8敗。12位以下となることが決定した。

 フル出場した本田は試合を振り返り、「カウンターでチャンスがあった直後に失点しているんですね。これで前半戦が終わるわけですけど、あそこで失点するようでは、後半戦で上位にいけないなと感じました」と反省を口にした。

 上を目指すために、どのような改善が必要なのか。本田は次のように自身の考えを述べた。

「特にアウェイでの試合に問題がある。アウェイではあまりイケイケの戦い方をやったらダメなんですよ。カウンターで手堅くていいので、もうちょっと守備の意識を高めて、ホームよりも失点しないということへの意識に比重を置いてプレーしないといけない」

 その理由の一つが“標高差”だ。パチューカの本拠地エスタディオ・イダルゴは標高約2400メートルという高地にある。これは1部リーグ所属の18チーム中2番目の高さだ。そのため、ホームでは相手が苦しむ一方、アウェイでは快適にプレーする選手と対峙しなければならない。

「相手の攻撃はパチューカの2400メートルのときよりも、(標高が低い分)やっぱり勢いがある。同じような感覚でディフェンスをやっていたら、行かれてしまうんですよね。なのにアウェイゲームの臨み方は毎回同じです。若い選手のパフォーマンスがむっちゃ低かったりもする。コンディションの作り方もひどいなと感じています」

 これまでオランダ、ロシア、イタリアと渡り歩いてきた本田が、「今まででプレーした中では一番、違いを感じるリーグかなと思います」と言うほど、ホームとアウェイの差が大きいメキシコリーグ。パチューカが後半戦で巻き返すためには、いかに戦い方を変えられるか、ということが鍵を握りそうだ。

本田圭佑オフィシャルメルマガの承認を得て一部抜粋、掲載しています。

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