まさかの形で先制点を奪ったレヴァディアの選手たち [写真]=Sportsfile via Getty Images
エストニアのカップ戦で記録された“珍ゴール”が世界中で話題になっている。スペインのサッカーサイト『BESOCCER』が伝えた。
エストニア・カップのラウンド32で、メスタリリーガ(1部)のレヴァディアとパイデ・リナメースコンドが対戦。パイデのキックオフで試合が開始されると、パイデの選手たちはリズムを作るように、ゆっくりと自陣でボールを回し始める。対するレヴァディアの選手は、しっかりとそのボールにプレッシャーをかけに行った。
最終ラインの選手がそのプレッシャーを感じたのかボールをGKに戻すと、GKは左サイドにいたエストニアU-23代表DFマルティン・カセにパス。そのカセが再びGKにボールを戻した瞬間、事件は起こった。カセのパスはそのままゴールへ吸い込まれてしまったのだ。
開始14秒でまさかのオウンゴールでの失点。GKはカセが前線にボールを送ると思い込んでいたのか、まさか自分に戻すとは思わなかったようで、慌てて対応しようと必死に足を伸ばしたものの止めることはできなかった。
一方で一度もボールに触らないままリードを奪えたレヴァディアの選手たちが、驚きながらも喜んでいる姿も印象的だ。同サイトでは「奇妙でありえないゴール」と紹介している。
Huge respect to Estonian side Paide Linnameeskond who managed to go 1-0 down within 14 seconds, without the opposition touching the ball. pic.twitter.com/sPncb1wSph
— Ball Street (@BallStreet) August 9, 2017
オウンゴールを記録してしまったカセは今シーズンこれまでのリーグ戦でも20試合に出場し、2得点を記録。前所属チームのFCフローラ・タリンではリーグ優勝、そしてエストニア・カップでも優勝を経験するなど、実績のある選手だけにまさかのミスとなってしまった。
ラッキーな形で思わぬ先制点を得たレヴァディアはその後も2点を追加し、3-1で勝利。リーグ戦では22試合を終え、レヴァディアが2位、パイデが8位につけている。