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【ICCプレビュー】スパーズ、「量より質」で首都決戦へ

2017.07.22

 フランスとイングランドの準Vチーム同士が激突。フロリダ州のオーランドで、パリとロンドンの首都決戦が繰り広げられる。

 同じ「2位」とはいえ、両チームとも昨季の成績の受け止め方は対照的だ。PSGが5年ぶりにリーグ優勝を逃したのに対し、トッテナムは54年ぶりのトップ2入りという快挙を遂げたことになる。

 そのスパーズは、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の元、2年連続でプレミアリーグの優勝争いに絡んで着実に進化している。2015/16シーズンは、終盤の息切れで、ミラクル・レスターに栄冠を譲って3位に甘んじた。一方で昨季は、やはり優勝こそ逃したが2位に入り、最終勝ち点は前年比で「16ポイント」増。

 当然、ハリー・ケインやデリ・アリを筆頭にした若い主力のレベルアップが要因の一つに挙げられるが、それだけではない。彼らの躍進を影で支えているのは、緻密なマネージメントなのだ。

 昨季は、前年度のデータを分析して練習内容の改善を図ったほか、レスターを優勝に導いたクラウディオ・ラニエリの老獪なメディア戦略に踊らされたことを反省し、ポチェッティーノも「メディアとは戦わない」と決め、時間とエネルギーを試合準備だけに注いだ。

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