複数のビッグクラブが関心を示していると報じられているヴェラッティ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマンに所属するイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティの兄、ステファノ氏が、同選手の去就について語った。
ステファノ氏はフランス紙『レキップ』のインタビューに応じ、ヴェラッティについて以下のように語っている。
「もし可能であれば、マルコはキャリアを終えるまで、パリ・サンジェルマンに残るだろう。彼はパリの街と強いつながりを持っているんだ。この街で彼の息子も生まれているからね。チームメイトが変わっても、チームとパリの街は変わることはない。そしてマルコはこの街で男になったんだ」
ヴェラッティがパリに対して強い愛着を持っていることを明かしたステファノ氏は、母国イタリアに復帰してプレーをする可能性についても問われ、「パリが彼を“もう役に立たない”と決断した時には、復帰はあるだろう。私は(キャリアをスタートした)ペスカーラで現役を終えられることを願っている」とコメント。自身の希望も交えつつ、将来的にはイタリアに戻る可能性を示唆した。
「それ(イタリア復帰)は30歳から32歳になるかもしれないし、あるいはその前に中国で1年間プレーするということもあるかもしれない」と語ったステファノ氏。当面はイタリア復帰は選択しないとの見解を示すと同時に、キャリア終盤に中国でプレーする可能性があることも示唆している。
現在24歳のヴェラッティは昨年夏にパリ・サンジェルマンとの契約を延長。当時のクラブ退団報道は終息を迎えたが、レアル・マドリードやユヴェントス、バイエルンからの関心が報じられるなど、複数のビッグクラブが獲得を狙っているものと見られている。