アフロがトレードマークのオマル・アブドゥルラフマン [写真]=Getty Images
サッカー選手にとって、ヘアスタイルは個性を表現する一つの手段だ。特徴的な髪型にすることで、自身の存在をより印象付けることができる。そんな髪型に関する少し変わったニュースをアメリカメディア『FOX SPORTS』が伝えていた。
記事によれば、UAE(アラブ首長国連邦)サッカー協会がこのほど新しいルールを発表したのだが、その内容は「倫理的に相応しくない髪型を禁止する」というもの。
このルールに抵触するヘアスタイルの選手は現在47人おり、上海上港からアル・アハリへレンタル移籍中のガーナ代表FWアサモア・ギャンもその一人であるという。
先日行われたアフリカ・ネーションズカップ2017に出場していたギャンの髪型は、剃り込みこそ入っているものの、そこまで奇抜という印象は受けなかったのだが…。そして何より、派手な髪型こそギャンの代名詞だ。
一方、不思議なことにこのルールでは、UAEの天才司令塔で“至宝”とも言われるアル・アイン所属のMFオマル・アブドゥルラフマンだけが例外となっているようだ。同選手はボリュームあるアフロヘアーがトレードマークだが、これまで通り認められるという。
そして、これが物議を醸している。
同国のプロリーグにはアフロヘアーをした選手が他にもおり、アル・ワフダのMFスハイリ・アル・マンスーリもその一人。アブドゥルラフマンには例外が認められている一方、アル・マンスーリは髪型を変更しなければならないようで、この「特別扱い」に不満の声が挙がっている模様だ。
(記事提供:Qoly)
By Qoly