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クラブ名を“不当”に使用と判決…ルーマニア名門、賠償金で破産の危機に

2016.12.24

8日、UEFAヨーロッパリーグでビジャレアルと対戦したステアウア・ブカレスト [写真]=NurPhoto via Getty Images

 ルーマニア1部の強豪ステアウア・ブカレストが、危機に直面している。23日付けのイギリス紙『サン』が報じている。

 東ヨーロッパ勢として史上初めてチャンピオンズカップ(現・UEFAチャンピオンズリーグ)を制覇した実績を持ち、国内ではリーグ26度の優勝を誇るステアウア・ブカレスト。その名前がプロサッカー界から消える可能性がある。

 同クラブは1998年まで軍隊が所有していたクラブで、現オーナーのジェオルジ・ベカリ氏が1998年に現在のステアウア・ブカレストとして独立させた。このクラブ名“ステアウア”やエンブレムについてはルーマニア国防省が肖像権を主張しており、2011年以降裁判沙汰となっていた。

 同紙によれば、22日に裁判所がこの訴えを認め、ステアウア・ブカレストに対し4000万ユーロ(約49億円)に上る賠償金の支払いを命じている模様だ。

 これに対しベカリ氏は、最高裁判所への上告を考えているようだ。仮にこの金額の賠償金を支払うことになれば同クラブは破産し、4部転落の可能性があるという。

By サッカーキング編集部

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