リオ五輪に出場し、金メダル獲得に貢献したR・カイオ [写真]=FIFA via Getty Images
ブラジル代表を率いるチッチ監督が、アルゼンチン代表との大一番に向けて秘策を用意しているようだ。8日付のブラジル紙『ランセ』が伝えている。
ブラジル代表は10日、2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第11節でアルゼンチン代表と対戦する。ブラジル代表はチッチ監督の就任後、4連勝を果たして首位に浮上。今節では宿敵をホームに迎えるとあって、絶対に負けるわけにはいかない。
ただ、懸念材料がある。アンカーのレギュラーとして活躍していたレアル・マドリードMFカゼミーロが負傷のため、代表招集を辞退したことだ。代役を務める選手が誰になるのか、注目が集まっている。
同紙によれば、チッチ監督はサンパウロのDFロドリゴ・カイオに白羽の矢を立てているという。現在23歳の同選手は、今夏に行われたリオデジャネイロ・オリンピックにも出場。同国初の金メダル獲得に大きく貢献した。本職はセンターバックだが、ボランチとしてもプレー可能なユーティリティな選手として知られ、現在はヨーロッパの複数クラブが獲得を狙う逸材である。
報道によると、チッチ監督は先週、R・カイオ本人に電話。アルゼンチン代表戦でアンカーのポジションで起用する方針を伝えたそうだ。同選手は「サンパウロでは、しばらくボランチでプレーしていないが、監督の意向に従う」とコメント。柔軟に対応する姿勢を示している。ただし、マンチェスター・Cで同じポジションを務めるMFフェルナンジーニョも今回のブラジル代表に招集されており、R・カイオが先発で起用されるかは不透明な状況だ。
「国民は新しいセレソンを目の当たりすることになる」と、来たるベき大一番に向けて意気込みを語るロドリゴ・カイオ。果たして、チッチ監督はアンカーに誰を起用するのか。先発メンバーに注目だ。
(記事/Footmedia)
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