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「まだ走り始めてすらいない」 ジダン監督、カゼミーロの代表選出に疑問

2016.10.24

9月に負傷離脱して以降、まだ戦列復帰を果たしていないMFカゼミーロ [写真]=VI Images via Getty Images

 レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督が、同所属のブラジル代表MFカゼミーロの代表招集に疑問を呈した。ブラジルメディア『グローボ』が22日に報じている。

 ブラジルサッカー連盟(CBF)は21日、2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選に向けたブラジル代表メンバーを発表した。カゼミーロもメンバーの1人に選出されたが、同選手は9月18日のリーガ・エスパニョーラ第4節のエスパニョール戦で左足腓骨を骨折し、10月の代表戦を欠場。現在もリハビリを続けており、まだチームの練習に復帰できていない。そのため、ジダン監督はこのタイミングでの代表選出に疑問を感じているようだ。

 ジダン監督は「カゼミーロはまだ走り始めてすらいない」と選手の現状を説明したうえで、「クラブの試合で復帰していない状況で、ブラジル代表に合流出来るかどうかは不透明だ」と招集の知らせに難色を示した。そして、カゼミーロの復帰時期について問われると、「日々状態を確認しているが、いつ復帰できるかは正確には分からない」と明言を避け、「私たちは注意深く、彼の回復を見守っていく必要がある」と続けた。

 一方、ブラジル代表のメディカルスタッフ、ファビオ・マセレヒアン氏はカゼミーロについて、「私はマドリードに行って、同チームのメディカルスタッフと話をした。カゼミーロはまだプールでリハビリをこなしている状態で、週明けには検査が行われる。彼を招集し、回復状況を見ることにした」と述べている。

 いずれにせよ、レアル・マドリードブラジル代表の双方にとってカゼミーロは欠かせない存在であるだけに、早期復帰が望まれるところだ。

(記事/Footmedia)

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