イブラヒモヴィッチ(右から3人目)の先制ゴールなどで勝利したマンチェスター・U [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
30日に親善試合が行われ、マンチェスター・Uとガラタサライが対戦した。
マンチェスター・Uはこれでプレシーズンマッチ3試合目。新加入のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが初めての実戦に出場した。スタメンにはイブラヒモヴィッチの他、今夏ドルトムントから加入したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、イングランド代表FWウェイン・ルーニー、フランス代表FWアントニー・マルシャルらが名を連ねた。
試合は開始早々の4分、マンチェスター・Uが幸先良く先制する。右サイドからアントニオ・バレンシアが右足でクロス。エリア内中央で待っていたイブラヒモヴィッチが右足のジャンピングボレーで合わせると、ボールはゴール右隅へ吸い込まれた。
しかしながら、ガラタサライも反撃に出る。22分、右サイドで獲得したフリーキックから、ウェスレイ・スナイデルが右足で速いクロスを供給。中央でフリーになっていたシナン・ギュミュシュが頭で合わせてゴール左に流し込んだ。
さらにガラタサライは40分、味方との短いパス交換でブルーマが左サイドからエリア内中央に侵入。右足で狙いすましたシュートを放つと、鮮やかにゴール右のサイドネットに突き刺さった。前半はガラタサライの1点リードで折り返した。
後半に入ってマンチェスター・Uはイブラヒモヴィッチに代えてマーカス・ラッシュフォード、アンデル・エレーラに代えてマルアン・フェライニを投入。すると55分、A・バレンシアがラッシュフォードとのワンツーでエリア内右の深い位置まで突破して、右足でマイナス気味に折り返す。中央でルーニーが上手く合わせて、試合を振り出しに戻す。
直後の58分にはラッシュフォードがエリア内で相手GKフェルナンド・ムスレラに倒されてPKを獲得。キッカーを務めたルーニーがきっちりと決めて、マンチェスター・Uが逆転に成功する。
攻撃の手を緩めないマンチェスター・Uは62分にも右サイドからA・バレンシアのクロスにファーサイドでフェライニが頭で合わせて追加点。74分には後半途中から出場していたフアン・マタにもゴールが生まれて、ゴールラッシュを締めくくった。
試合は、後半に4点を挙げたマンチェスター・Uが5-2で逆転勝利。新加入のイブラヒモヴィッチに初ゴールが飛び出すなど、攻撃陣の奮闘で大勝を収めた。
マンチェスター・Uは8月3日、ルーニーの記念試合として、同選手の古巣エヴァートンと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・U 5-2 ガラタサライ
【得点者】
1-0 4分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(マンチェスター・U)
1-1 22分 ギュミシュ(ガラタサライ)
1-2 40分 ブルーマ(ガラタサライ)
2-2 55分 ウェイン・ルーニー(マンチェスター・U)
3-2 58分 ウェイン・ルーニー(PK)(マンチェスター・U)
4-2 62分 マルアン・フェライニ(マンチェスター・U)
5-2 74分 フアン・マタ(マンチェスター・U)