2002年の日韓ワールドカップに参加したGKキム・ビョンジ(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
元韓国代表でKリーグおよびリーグカップ通算706試合出場のGKキム・ビョンジが、自身のフェイスブック上で現役を引退すると発表した。
キム・ビョンジは1970年4月8日生まれの46歳。高校卒業後溶接工をしながらサッカーを続け、1992年に蔚山現代でプロデビューを果たすと、浦項スティーラーズやFCソウル、慶南FCでも長くプレー。韓国代表としても1998年のフランス・ワールドカップにレギュラーで出場しており、地元開催となった2002年大会でもメンバー入りを果たしている。
2013年からは全南ドラゴンズに在籍しており、昨年7月に行われたKリーグ・クラシック第23節済州ユナイテッド戦で前人未到の公式戦700試合出場を達成。文字通り同国の「鉄人」である。
そんな同選手は昨シーズン限りで全南ドラゴンズを退団しており、ここまで無所属状態が続いていた。Kリーグはすでに第20節を消化しており折り返し地点に来ており、このタイミングで現役引退を決意したようだ。
韓国メディア『Naver Sports』はキム・ビョンジを「生きる伝説」と紹介し、「実力と体力を兼ね備えた鉄人のシンボル」と賛辞を送っている。同メディアによれば、同選手はKリーグにおいて153試合連続フル出場という驚愕の記録を保持しているという。
24シーズンにわたる現役生活に終止符を打った本人は、フェイスブックの中で2008年以降のキャリアを「ボーナス」と振り返っている。38歳を迎えたこの年に腰を手術しており、心の中では引退してもおかしくないと思っていたようだ。
(記事提供:Qoly)
By Qoly